特許
J-GLOBAL ID:200903019896799930

マトリクス型液晶表示装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-313198
公開番号(公開出願番号):特開平8-234172
出願日: 1988年12月27日
公開日(公表日): 1996年09月13日
要約:
【要約】【課題】 ダブルヒステリシス特性を有する液晶を用い、このヒステリシス特性を利用した新規な駆動により、表示品位を良好にするとともに、駆動回路を簡単にする。【解決手段】 液晶として、図4に示すような正極性側、負極性側にヒステリシス特性を有するものを用い、選択信号と非選択信号を有する走査信号とデータ信号の組み合わせによりマトリクス表示を行うようにしたものであって、走査信号およびデータ信号を、フィールド期間毎に、正極性と負極性に反転して形成し、その場合に、非選択信号を、ヒステリシス特性における第1乃至第4の閾値電圧(v1 、v3 、v1'、v3')の平均の電圧レベルを有する直流信号とした。
請求項(抜粋):
n条の行電極とm条の列電極とが互いに格子状に対向されるように並設した両電極基板(11、12)間に液晶(13)を封入してmn個の表示画素を形成する液晶セル(10)と、前記n条の行電極に走査信号を付与する行駆動回路(40)と、前記m条の列電極にデータ信号を付与する列駆動回路(50)とを備えて、前記mn個の表示画素によりマトリクス表示を行うようにしたマトリクス型液晶表示装置において、前記液晶(13)は、印加電圧の正極性側において前記印加電圧が第1の閾値電圧(v1 )を超えた時に第1の安定状態から第2の安定状態に変化開始し、前記印加電圧が前記第1の閾値電圧より小さい第2の閾値電圧(v3 )を下回った時に前記第2の安定状態から第1の安定状態に変化開始し、前記印加電圧の負極性側において前記印加電圧が第3の閾値電圧(v1')を超えたときに第1の安定状態から第3の安定状態に変化開始し、前記印加電圧が前記第3の閾値電圧より小さい第4の閾値電圧(v3')を下回った時に前記第3の安定状態から第1の安定状態に変化開始して、前記第1の安定状態と前記第2の安定状態及び前記第1の安定状態と前記第3の安定状態の間のそれぞれの状態変化においてヒステリシス特性を有するものであり、前記走査信号は、表示状態を選択する選択信号(S1 、S2 )と、選択された表示状態を保持する非選択信号(S3 )とを有して構成され、前記データ信号は、交流の電圧信号(D1 〜D3 )として構成されており、前記走査信号および前記データ信号は、所定の期間毎に、正極性と負極性に反転して形成されるものであって、前記非選択信号は、前記第1乃至第4の閾値電圧(v1 、v3 、v1'、v3')の平均の電圧レベルを有する直流信号であることを特徴とするマトリクス型強誘電性液晶表示装置。
IPC (2件):
G02F 1/133 560 ,  G09G 3/36
FI (2件):
G02F 1/133 560 ,  G09G 3/36

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