特許
J-GLOBAL ID:200903019926038719

多相の切換システムと、その様な切換システムを有する発電機装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-101406
公開番号(公開出願番号):特開平6-141599
出願日: 1993年04月27日
公開日(公表日): 1994年05月20日
要約:
【要約】【構成】 多相の切換システムで各位相導体、例えばL3 は発電機7と交流変圧器8との間に設けられた発電機出力ライン2の経路中に切換装置と一緒に残りの位相導体から分離されて空気ギャップ絶縁されたカプセル5内に設けられている。この切換装置(3位置断路器10)が少なくとも2つの切換え個所を持つ。この両方の切換え個所の一方は発電機7と交流変圧器8に作用する切換システムの出口との間にある。第2の切換え個所はこれに反して発電機7と始動装置21の電流接続部20との間にあり、この始動装置はカプセル5の外側にあり、第1の切換え個所を開いたり、第2の切換え個所を閉じた時には発電機7に作用する。【効果】 この様な切換システムを備えた発電機装置では発電機7に接する始動装置21の電流接続部20に役立つ負荷時断路器又は断路器を節約できる。
請求項(抜粋):
【請求項01】 発電機(7)と交流変圧器(8)との間に設けた発電機出力ライン(2)の経路中にある、位相導体(L1 , L2 , L3 )の各位相導体(例えばL3 )が、第1の切換装置と又は残りの位相導体(例えばL1 ,L2 )の第1の切換装置組み合わせと共通し位相絶縁されてカプセル(3,4,5)の中に設けられている様な、多相の切換システム(1)において、第1の切換装置又は第1の切換装置組み合わせが少なくとも2つの切換え個所を備え、それらのうちの第1の切換え個所は、発電機(7)と、交流変圧器(8)に作用する切換システム(1)の出口との間に、また第2の切換装置は、発電機(7)と、カプセル(例えば5)の外側に設けられ第1の切換え個所が開いていて第2の切換え個所が閉じている場合に発電機(7)と作用結合させることの出来る始動装置(21)との間に位置していることを特徴とする多相の切換システム。【請求項02】 位相導体(L1 , L2 , L3 )の各導体(例えばL3 )の経路中で第1の切換装置又は第1の切換装置組み合わせ以外に付加的に、カプセル(3,4,5)の中に設けられた発電機スイッチ(9)が設けられており、そのスイッチを介して第1の切換え個所が閉じた場合に交流変圧器(8)が、そして第2の切換え個所が閉じた場合に始動装置(21)が発電機(7)と作用結合させることが出来ることを特徴とする請求項1に記載の切換システム。【請求項03】 発電機出力ライン(2)の経路中で、第1の切換装置又は第1の切換装置組み合わせ及び発電機スイッチ(9)以外に、第2の切換装置又は第2の切換装置組み合わせが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の切換システム。【請求項04】 第1の切換装置が、発電機(7)と大地又はアース又は絶縁された短絡部との間に設けられた第3の切換え個所を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちの1項に記載の切換システム。【請求項05】 第1の切換装置が、位相導体(例えばL3 )と導電的に接続された1つの可動接触子(100)と3つの固定接点(101,102,103)とを有する3位置断路器(10)として形成されていることを特徴とする請求項4に記載の切換システム。【請求項06】 3位置断路器(10)の可動の接触子(100)が、位相導体(例えばL3 )と導電的に接続された固定接点(101)でもって第1の切換え個所を、始動装置(21)の電流接続部(20)と導電的に接続された固定接点(102)でもって第2の切換え個所を、そして切換システム(1)のアース又は大地又は絶縁されて設けられた短絡部と導電的に接続された固定接点(103)でもって第3の切換え個所を形成していることを特徴とする請求項5に記載の切換システム。【請求項07】 切換システム(1)が2つの部分切換システムから成っており、それらのうち第1の部分切換システムが少なくとも発電機スイッチ(9)を、第2の部分切換システムが少なくとも3位置断路器(10)を含んでいることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の切換パネル。【請求項08】 第2の部分切換システムのカプセルが、始動装置(21)の電流接続部(20)を有していることを特徴とする請求項7に記載の切換パネル。【請求項09】 切換システム又は各部分切換システムのカプセル(例えば5)が、箱形で逆電流(帰電流)を通すカプセル要素(31,32;41,42;51,52)として形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のうちの1項に記載の切換パネル。【請求項10】 カプセル要素(31,32;41,42;51,52)が、支持フレーム(6)の上に置かれている位相導体(例えばL3 )を接続するための2つの開口を含んでいるカプセル部分(511,521)と、カプセル部分(511,521)と取り外し可能に結合され逆電流を通すカバー(512,522)とによって形成されていることを特徴とする請求項9に記載の切換システム。【請求項11】 第1の切換装置又は第1の切換装置組み合わせ以外にカプセル(例えば5)が、断路器及び/又はアーススイッチ、電流- 及び/又は電圧- 変換器、サプレッサー及び/又は保護コンデンサーの如き付加的要素(201,202)を備えていることを特徴とする請求項1から請求項10のうちの1項に記載の切換システム。【請求項12】 請求項1による切換システムと、特にガスタービン- 又は水力- 発電設備内に設けられた発電機(7)を始動するための装置(21)とのある切換システムを有する発電機装置において、始動装置(21)の第1の電流接続部が交流網と作用結合しており、また始動装置(21)の第2の電流接続部が、第1の切換装置又は第1の切換装置組み合わせを介して発電機(7)と作用結合させうることを特徴とする発電機装置。【請求項13】 第1の切換装置が、少なくとも2つの共通する可動の接触子(100)と、2つの固定接点(101,102)のそれぞれ1つの接点を備える切換え個所とを含み、それらのうちの第1の切換え個所が位相導体(例えばL3 )の経路中に、また第2の切換え個所が第2の電流接続部(20)の経路中に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の発電機装置。【請求項14】 第1の切換装置と発電機(7)との間に発電機スイッチ(9)が設けられており、第1の切換装置が、可動の接触子(100)と第3の固定接点(103)とによって形成された3つの切換え個所を備えており、それらの切換え個所を介して発電機(7)は、発電機スイッチ(9)が閉じており第1及び第2の切換え個所が開いている時に、切換システム(1)のアース又は大地と作用結合し又は絶縁された短絡を成しうることを特徴とする請求項13に記載の発電機装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平1-259799
  • 特開昭56-066187
  • 特開平4-029600
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審査官引用 (4件)
  • 特開平1-259799
  • 特開昭56-066187
  • 特開平4-029600
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