特許
J-GLOBAL ID:200903019936093599

連続鋳造における湯面レベル制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高矢 諭 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-054027
公開番号(公開出願番号):特開平8-243703
出願日: 1995年03月14日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【目的】 短い周期で変動する外乱により、外乱推定値に誤差が発生し、流入流量制御アクチュエータ出力の不要な変動を引き起こすのを防ぐ。【構成】 湯面レベル予測値Leと検出値Lとのレベル差Lerr が大きい時は、外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeに対応する補正値uc を、所定の値よりも小さくする。
請求項(抜粋):
溶融金属のモールドへの流入流量を制御するアクチュエータと、モールド内の湯面レベルを検出する検出器とを備えた連続鋳造機による鋳片の連続鋳造に際して、前記アクチュエータの実際の制御指令値uの変動に対する作動xの変動特性を表わすアクチュエータ制御モデルと、前記アクチュエータの作動xに係る流入流量qの変動特性を表わす流入流量特性モデルと、前記流入流量qの変動に係る前記モールドでの湯面レベルLの変動特性を表わすモールド内現象モデルとにより構成される湯面レベル動特性モデルを求めておき、制御周期毎に、前記湯面レベル動特性モデルに前記アクチュエータの実際の前記制御指令値uを入力して、この時点の湯面レベル予測値Leを演算し、該湯面レベル予測値Leと、この時点のモールド内の湯面レベルの検出値Lとのレベル差Lerr から、該レベル差Lerr を生じさせる仮想的な外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeを演算し、前記レベル差Lerr を低減し、前記外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeを打ち消すべく、該外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeに対応する補正値ucを、前記アクチュエータの制御指令値として前記アクチュエータに入力されるものに加算し、該加算後の値を、次制御周期の制御指令値uとして前記アクチュエータに入力するようにした湯面レベル制御方法において、前記レベル差Lerr が大きいときは、前記外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeを打ち消すべく、該外乱相当アクチュエータ制御指令値uDeに対応する補正値uc を、所定の値よりも小さくすることを特徴とする連続鋳造における湯面レベル制御方法。

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