特許
J-GLOBAL ID:200903019970848833

使用済み原子燃料の再処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-078997
公開番号(公開出願番号):特開平8-278395
出願日: 1995年04月04日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【目的】プルトニウムの単独抽出を避け取扱上の負担を軽減しつつ、かつワンストリーム化で処理工程の十分な簡素化を図りつつ、ネプツニウム・アメリシウムを回収できる使用済み原子燃料の再処理方法を提供する。【構成】脱硝後の使用済み原子燃料の溶解液は、脱硝・原子価調整槽8でペルオキソ二硫酸アンモニウム19が添加され、ウラン・アメリシウム・ネプツニウム・プルトニウムをVI価に調整する。そして抽出器11内でTBP21が加えられ、希土類元素を含む核分裂生成核種が高レベル廃液26として排出され、ウラン・プルトニウム・ネプツニウム・アメリシウムは溶媒抽出される。これら有機相は、分配器13内で還元剤含有硝酸水溶液23が供給され、ウランをVI価に保持し、プルトニウムをIII価、ネプツニウムをV価、アメリシウムをIII価に還元し、プルトニウム・アメリシウム・ネプツニウムの混合物25を逆抽出する。
請求項(抜粋):
使用済み原子燃料を溶解してウラン、プルトニウム、マイナーアクチノイド、及び核分裂生成核種を含む溶解液とする溶解工程と、前記溶解液に含まれているウラン及びプルトニウムの原子価を調整する原子価調整工程と、原子価調整されたウラン及びプルトニウムを前記核分裂生成核種から分離する共除染工程と、前記核分裂生成核種から分離されたウラン及びプルトニウムを含む元素を、マイナーアクチノイドを含む元素とウランを含む元素とに分配する分配工程とを有する使用済み原子燃料の再処理方法において、前記原子価調整工程で、前記ウラン及びプルトニウムの原子価をVI価に調整するとともに、前記マイナーアクチノイドの原子価をIV価・VI価の少なくとも一方に調整し、前記共除染工程で、VI価のウラン及びVI価のプルトニウムと、IV価・VI価の少なくとも一方であるマイナーアクチノイドとを含む分配対象元素を、前記核分裂生成核種から分離し、前記分配工程で、前記分配対象元素のうちのウランをVI価に保持しつつ、マイナーアクチノイドをIII価・V価の少なくとも一方に還元しかつプルトニウムをIII価に還元することによって、該分配対象元素を、III価・V価の少なくとも一方であるマイナーアクチノイド及びIII価のプルトニウムの混合物と、VI価のウランとに分離することを特徴とする原子燃料の再処理方法。
FI (3件):
G21C 19/46 C ,  G21C 19/46 H ,  G21C 19/46 M

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