特許
J-GLOBAL ID:200903019979825240

アルカリプロテアーゼK-16H

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小野 信夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-356562
公開番号(公開出願番号):特開平6-181760
出願日: 1992年12月22日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】界面活性剤に対して優れた安定性を有し、洗浄剤配合酵素として有用なアルカリプロテアーゼK-16Hを提供する。【構成】アルカリプロテアーゼK-16Hは、例えばバチルス属に属するバチルス・エスピーKSM-K16(微工研条寄第3376号)を適当な培地に接種し、常法に従って培養を行なった後、その培養上清液を適当な分離、精製処理に付すことにより得ることができる。
請求項(抜粋):
下記の酵素学的性質を有するアルカリプロテアーゼK-16H。(1)作 用単純蛋白質及び複合蛋白質を加水分解し、オリゴペプチド又はアミノ酸を生成する。(2)基質特異性カゼイン、ヘモグロビン等の水可溶性蛋白質ならびにケラチン、エラスチン等の水不溶性蛋白質に対して良好な活性を有する。(3)至適pHカゼインを基質とし、種々の緩衝液中で40°C、10分間反応を行った場合、至適pHは、9.0〜11.0である。さらに、pH6.0〜13.0の範囲で最大活性値の50%以上の活性を有する。(4)pH安定性種々の緩衝液中にCa2+を加え、55°Cで10分間処理した場合、pH5.0〜12.0の範囲で極めて安定である。(5)至適温度カゼインを基質とし、pH10.0で反応を行った場合、至適温度は55°Cである。(6)耐熱性pH9.0、50°Cにて10分間処理した場合、またはCa2+を加え60°Cにて10分間処理した場合、90%以上の残存活性を有する。(7)分子量28,000±1,000(ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による)。(8)金属イオンの影響カゼインを基質とした場合、Hg2+で活性が阻害される。また、Ca2+で熱安定性及びpH安定性が増大する。(9)阻害剤の影響エチレンジアミン四酢酸、p-クロロマーキュリー安息香酸、アンチパインで活性が阻害されない。フェニルメタンスルホニルフルオリド、キモスタチンによって活性が阻害される。(10)界面活性剤の影響ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム、α-スルホ脂肪酸エステル等の界面活性剤が高濃度に存在しても、極めて安定である。
IPC (2件):
C12N 9/54 ,  C12R 1:07
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平1-247084
  • 特表平6-506352

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