特許
J-GLOBAL ID:200903019997898441

新規な生理活性物質K93-0711 I-1及びI-2並びにそれらの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 和憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-007521
公開番号(公開出願番号):特開平9-194494
出願日: 1996年01月19日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 サイトカインの1つであるIL-6活性阻害作用という新たな作用機序を有する生理活性物質K93-0711 I-1及びI-2並びにそれらの製造法を得るものである。【解決手段】 ストレプトマイセス属に属する生理活性物質K93-0711I-1及びI-2を生産する能力を有する微生物を培地に培養して培養物中に生理活性物質K93-0711 I-1及びI-2を蓄積せしめ、該培養物から生理活性物質K93-0711 I-1及びI-2採取する。【効果】 IL-6が関与する疾患、例えば癌悪液質の改善、あるいは多発性骨髄腫や関節リウマチ等の疾患に対して効果が期待される。
請求項(抜粋):
次の理化学的性質を有する生理活性物質K93-0711I-1及びI-2。〔1〕生理活性物質K93-0711 I-1(1)性状 :淡黄色油(2)元素組成:C22H27O4 N(高分解能高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(3)分子量:369(高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(4)紫外・可視部吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫外部吸収スペクトルは図1に示すとおりであり、299(logε 3.28)、245(logε 4.26)、207(logε 4.38)nm付近に特徴的な吸収極大を示す(5)赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム法で測定した赤外線吸収スペクトルは図2に示すとおりであり、3390、2927、1741、1695、1603、1487、1381、1281、756cm-1に吸収帯を有する(6)比旋光度〔α〕D 24+44.4 ゚(c.0.3,MeOH)(7)溶剤に対する溶解性:アセトン、酢酸エチル、エチルエーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロロホルム及びベンゼンに可溶、水に難溶(8) 1H-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定):図3に示すとおり(9)13C-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定):図4に示すとおり(10)呈色反応:硫酸、エールリッヒ、ヨウ素に陽性〔2〕生理活性物質K93-0711 I-2(1)性状 :淡黄色油(2)元素組成:C22H27O4 N(高分解能高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(3)分子量:369(高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(4)紫外・可視部吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫外部吸収スペクトルは図5に示すとおりであり、304(logε 3.28)、246(logε 4.29)、208(logε 4.40)nm付近に特徴的な吸収極大を示す(5)赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム法で測定した赤外線吸収スペクトルは図6に示すとおりであり、3410、2927、1738、1693、1597、1489、1380、1282、756cm-1に吸収帯を有する(6)比旋光度〔α〕D 24+25.6 ゚(c.0.3,MeOH)(7)溶剤に対する溶解性:アセトン、酢酸エチル、エチルエーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロロホルム及びベンゼンに可溶、水に難溶(8) 1H-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定):図7に示すとおり(9)13C-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測定):図8に示すとおり(10)呈色反応:硫酸、エールリッヒ、ヨウ素に陽性
IPC (6件):
C07G 17/00 ,  A61K 35/74 ADU ,  A61K 35/74 AGZ ,  C12N 1/20 ,  C12P 1/06 ,  C12R 1:465
FI (5件):
C07G 17/00 C ,  A61K 35/74 ADU ,  A61K 35/74 AGZ G ,  C12N 1/20 A ,  C12P 1/06 Z

前のページに戻る