特許
J-GLOBAL ID:200903020005010060

芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-091175
公開番号(公開出願番号):特開平5-287070
出願日: 1992年04月10日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【構成】 クロロホルメート基含有芳香族ポリカーボネートオリゴマーにフェノールを反応させてフェニルカーボネート基含有オリゴマーを製造しエステル交換法により高重合度化するに当たり、?@ 非ハロゲン系溶媒(トルエン等)を用いる界面反応で重量平均分子量3,000以下の芳香族フェニルカーボネートオリゴマーを製造するオリゴマー化工程?A 次いで該溶媒をオリゴマーの融点以上の温度で留去することにより、オリゴマーを析出させることなく溶融状態で取り出すオリゴマー回収工程?B 得られたオリゴマーをさらに加熱して重合度をあげる重合工程の3工程をとることを特徴とする、実質的にハロゲンを含まない芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法。【効果】 本発明の方法によって製造された芳香族ポリカーボネート樹脂は、ハロゲンを含有しないため、熱安定性に優れ、成型時に金型を腐食するなどの問題も引き起こさない。このため従来から芳香族ポリカーボネート樹脂が使用されている用途に用いた場合、品質の良い製品を得ることが可能となる。
請求項(抜粋):
クロロホルメート基含有芳香族ポリカーボネートオリゴマーに、単官能性のフェノールを反応させてフェニルカーボネート基含有芳香族ポリカーボネートオリゴマーを製造し、これをさらにエステル交換法を用いて高重合度化するに当たり、?@ 非ハロゲン系溶媒を用いる界面反応で重量平均分子量3,000以下の芳香族フェニルカーボネートオリゴマーを製造するオリゴマー化工程、?A 次いで該溶媒をオリゴマーの融点以上の温度で留去することにより、オリゴマーを析出させることなく溶融状態で取り出すオリゴマー回収工程、?B 該オリゴマー回収工程で得られたオリゴマーをさらに加熱して重合度をあげる重合工程、の3工程をとることを特徴とする、実質的にハロゲンを含まない芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法。
IPC (2件):
C08G 64/28 NPU ,  C08G 64/42 NPY

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