特許
J-GLOBAL ID:200903020008846371

銅合金の加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平田 忠雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-205970
公開番号(公開出願番号):特開2000-038647
出願日: 1998年07月22日
公開日(公表日): 2000年02月08日
要約:
【要約】【課題】 加熱によって機械的特性が損なわれることのない耐熱銅合金材製造のための銅合金の加工方法を提供する。【解決手段】 Feを1.5〜3.0重量%含有し、残部銅から成る銅合金を加熱溶解し、これを鋳造して鋳塊を作り、次の手順で加工することによって所定厚さの銅合金材を製造する。まず、鋳塊を800°C以上の温度に加熱して熱間圧延し、その後、冷間圧延を行って第1の圧延材を作る。次に、この第1の圧延材を900°C以上の温度で3分以上加熱する熱処理を行い、毎分50°C以上の冷却速度で500°Cまで冷却した後、さらに、冷却を続け、冷間圧延を行う。続いてこれにより得られた第2の圧延材を600〜650°Cに加熱し、この温度で30分〜6時間保持する第1の焼鈍を行い、さらに、400〜525°Cの温度で第2の焼鈍を行った後、減面率50〜85%の冷間圧延によって最終圧延を行う。以上の手順を踏むことにより、たとえば、リードフレームにおける歪み除去のための加熱処理が原因となって発生していたビッカース硬度の低下現象を防止することができる。
請求項(抜粋):
Feを1.5〜3.0重量%含有し、残部がCuから成る銅合金を圧延加工する銅合金の加工方法において、前記銅合金の鋳塊を800°C以上の温度に加熱して熱間圧延し、熱間圧延された圧延材を冷間圧延することにより第1の圧延材に加工し、前記第1の圧延材を900°C以上の温度で3分以上熱処理し、熱処理された前記第1の圧延材を毎分50°C以上の冷却速度で500°Cまで冷却し、室温等の所定温度まで冷却された前記第1の圧延材を冷間圧延することにより第2の圧延材に加工し、前記第2の圧延材を600〜650°Cの温度で30分〜6時間加熱して第1の焼鈍を行い、前記第1の焼鈍をされた前記第2の圧延材を400〜525°Cの温度に加熱して第2の焼鈍を行い、前記第2の焼鈍をされた前記第2の圧延材を減面率50〜85%の冷間圧延により圧延することを特徴とする銅合金の加工方法。
IPC (11件):
C22F 1/08 ,  B21B 3/00 ,  C22F 1/00 630 ,  C22F 1/00 661 ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 ,  C22F 1/00 685 ,  C22F 1/00 686 ,  C22F 1/00 691 ,  C22F 1/00 ,  C22F 1/00 694
FI (12件):
C22F 1/08 B ,  B21B 3/00 L ,  C22F 1/00 630 C ,  C22F 1/00 661 A ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 C ,  C22F 1/00 685 Z ,  C22F 1/00 686 Z ,  C22F 1/00 691 B ,  C22F 1/00 691 C ,  C22F 1/00 694 A ,  C22F 1/00 694 B

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