特許
J-GLOBAL ID:200903020019013525

トリハロメタン自動分析計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-324982
公開番号(公開出願番号):特開平10-170493
出願日: 1996年12月05日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】トリハロメタンの各成分の濃度を分別して取得できるように改良されたトリハロメタン自動分析計を提供する。【解決手段】トリハロメタン自動分析計1は、従来例に対し、分離部2と、4種類のトリハロメタンを所定の濃度で混合した標準液75Aを用いる試料溶液供給部7A、後記の電磁弁群用の指令59eを出力する運転制御部59Aを用いる。分離部2は、試料溶液7Y中のトリハロメタンを微孔性膜で膜分離してキャリアガス21A中に抽出する抽出部3と、キャリアガス21A中のトリハロメタンを各成分に分別するカラム9と、トリハロメタンを含むキャリアガス21Yを微孔性膜を介し,各成分に分別されたトリハロメタンの分別状態を維持してキャリア溶液中に移行して再溶解させる再溶解部4と、キャリアガス21Aを供給するキャリアガス供給部21と、抽出部3周辺のガス流路に設置された電磁弁群を備える。
請求項(抜粋):
精製水,標準液およびトリハロメタンが含まれた試料水の流路をそれぞれ切り換える電磁弁を少なくとも有し,精製水・試料水または標準液の内のいずれかと酸性還元剤溶液とが混合された試料溶液の供給をそれぞれ切り換えて行う試料溶液供給部と、ニコチン酸アミド溶液と水酸化ナトリウム溶液とが混合されたキャリア溶液の流路と,精製水の流路を切り換える電磁弁を少なくとも有し,キャリア溶液と精製水の供給とをそれぞれ切り換えて行うキャリア溶液供給部と、分離部と、分離部が有する再溶解部で得られたキャリア溶液中のトリハロメタンをキャリア溶液中のニコチン酸アミドと反応させて蛍光物質の生成を行う反応部と、反応部で得られた蛍光物質を含むキャリア溶液を必要に応じた後処理を経た後に流入させ,このキャリア溶液に含まれる蛍光物質の蛍光強度に応じた電気信号の出力を行う検出部と、検出部から出力された電気信号を入力し,この電気信号に応じたトリハロメタンの濃度の演算を行うと共に,必要に応じてこの演算結果の表示,記録を行う演算部と、予め設定された条件に従い少なくとも前記の電磁弁および分離部が有する電磁弁を作動させて試料水の一定時間毎の自動測定を行わしめ,前記の自動測定の終了の都度少なくとも前記の電磁弁を切り換えて,キャリアガス・キャリア溶液および試料溶液の流路に残留するキャリアガス・キャリア溶液と試料溶液のそれぞれを,清浄なキャリアガス・精製水および精製水と酸性還元剤溶液との混合液で置換した後に測定を休止させる運転制御部とを備え、分離部は、ほぼ一定の圧力および流量を持つキャリアガスを供給するキャリアガス供給部と、キャリアガス供給部から供給されたキャリアガスと試料溶液供給部から供給された試料溶液とを流入させ,試料溶液に含まれたトリハロメタンを微孔性膜を介してキャリアガスに移行させてトリハロメタンが含まれるキャリアガスの生成を行う抽出部と、抽出部で得られたトリハロメタンが含まれるキャリアガスが供給されてトリハロメタンの各成分が互いに時間間隔を持たせられた状態とされる分別を行うカラムと、カラムによって各成分が分別されたトリハロメタンが含まれるキャリアガスとキャリア溶液供給部から供給されたキャリア溶液との供給を受け,トリハロメタンを含むキャリアガスを微孔性膜を介してその各成分が分別された状態を維持してキャリア溶液に移行させ,各成分が分別されたトリハロメタンが含まれたキャリア溶液の生成を行う再溶解部と、トリハロメタンが含まれたほぼ一定量のキャリアガスのカラムへの供給と,キャリアガスの流路への清浄なキャリアガスの供給とを切り換え得る複数の電磁弁とを有する、ことを特徴とするトリハロメタン自動分析計。
IPC (3件):
G01N 30/88 ,  G01N 30/74 ,  G01N 33/18
FI (3件):
G01N 30/88 M ,  G01N 30/74 F ,  G01N 33/18 B

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