特許
J-GLOBAL ID:200903020022800848

熱転写用受像シート及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-229107
公開番号(公開出願番号):特開平11-058992
出願日: 1997年08月26日
公開日(公表日): 1999年03月02日
要約:
【要約】【課題】木材パルプを主体とした紙を基紙に用いた濃度ムラ、白抜けのない熱転写用受像シート及びその製造方法を提供すること。【解決手段】木材パルプを主体とした紙からなる基紙の上に加熱時に熱転写媒体から昇華により移行する染料を受容する受像層を設けた熱転写用受像シートにおいて、該基紙である紙の熱転写時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.65mV以下であり、かつ該基紙と該受像層の間に設けられた中間層が前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布されたものであることを特徴とする熱転写用受像シート、及びその製造方法である。
請求項(抜粋):
木材パルプを主体とした紙からなる基紙の上にライン状に複数の発熱体を配列してなるサーマルヘッドにより熱転写媒体から昇華により移行する染料を受容する受像層を中間層を介して設けた熱転写用受像シートにおいて、該基紙である紙は下記で規定される熱転写時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の膜厚むら指数Rpが1.65mV以下であり、該中間層が前計量型の押し出し塗布装置を用いて塗布されることを特徴とする熱転写用受像シート。膜厚むら指数Rp:赤色LED光を平面の上方から照射し、反射光を受光器列で捕らえ平面の位置を測定する光学式変位センサーを用い、センサーと試料が約13mmでレベルメーターの針が中央に位置する距離にあり、ビーム真下の試料下面をボールポイント針で支え、上下方向のずれを防止した状態に試料をXYステージに固定し、XYステージをX軸(主走査軸)方向に2mm/秒の定速で走査することで試料の熱転写時のライン状サーマルヘッドの発熱体配列方向の厚み変動を測定し、得られた測定信号値を、FFTアナライザーを用いて、時間窓にハニングウィンドウを使用して高速フーリエ変換して、128回の積算の加算平均によるパワースペクトル(単位:mV2)を求め、0.175Hz〜2Hzの周波数域のパワー値を総和して2/3を掛けた値を1/2乗することにより求められる値を膜厚むら指数Rp(単位:mV)と規定する。
IPC (4件):
B41M 5/38 ,  B05D 1/30 ,  B32B 5/16 ,  B32B 27/00
FI (4件):
B41M 5/26 101 H ,  B05D 1/30 ,  B32B 5/16 ,  B32B 27/00 Z

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