特許
J-GLOBAL ID:200903020058016574

熱可塑性樹脂の水系乳化分散液の製造方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-255481
公開番号(公開出願番号):特開平8-117578
出願日: 1994年10月20日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 有機溶媒を使用せずに樹脂粒子を高度に微細化して、高品位の水系乳化分散液を安価に量産可能にすること。【構成】 熱可塑性樹脂流と乳化剤水溶液流とを合流させて熱可塑性樹脂と乳化剤水溶液とが所定の比率で混合した原料流を作成し、この原料流を回転型乳化機5で乳化分散させる装置1において、熱可塑性樹脂流と乳化剤水溶液流との合流開始時点から回転型乳化機5を出る時点まで、原料流の平均温度が熱可塑性樹脂の軟化点以上の温度に維持されるように原料流等の温度を調整する温度制御手段6と、前記温度制御手段6で設定された原料流の温度において原料流中の水が沸騰しないように原料流の圧力を調整する圧力制御手段7とを装備した構成。
請求項(抜粋):
熱可塑性樹脂を軟化点以上に加熱して粘度を所定以下に低下させた熱可塑性樹脂流と界面活性剤を含むとともに水の沸点以下の適宜温度に加熱された乳化剤水溶液流とを合流させて熱可塑性樹脂と乳化剤水溶液とが所定の比率で混合した原料流を形成し、該原料流を回転型乳化機に供給して該回転型乳化機における剪断作用等で原料中の樹脂粒子を微粒子化して乳化状態とし、該回転型乳化機で乳化処理後の原料流を所定温度に冷却することによって含有する樹脂粒子が所定の粒子径に微粒子化された乳化分散液を得る熱可塑性樹脂の水系乳化分散液の製造方法であって、前記熱可塑性樹脂流と乳化剤水溶液流との合流によって形成される原料流は、前記熱可塑性樹脂流と乳化剤水溶液流との合流開始時点から前記回転型乳化機を出る時点まで、平均温度が前記熱可塑性樹脂の軟化点以上の所定温度に維持されるように温度調整するとともに、調整した温度環境で原料中の水が沸騰しないように加圧制御することを特徴とする熱可塑性樹脂の水系乳化分散液の製造方法。
IPC (5件):
B01F 3/08 ,  B01J 13/00 ,  B02C 7/175 ,  C08L101/00 LTB ,  D21H 17/62

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