特許
J-GLOBAL ID:200903020063101032

流体圧縮機のためのケ-シング処理

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-351194
公開番号(公開出願番号):特開2000-170695
出願日: 1999年12月10日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】【課題】 流体圧縮機のためのケーシング処理を提供する。【解決手段】 作動媒体流路(18)にわたって延ばされたブレード(16)の列を有する軸流又は遠心圧縮機には、圧縮機の流体力学的安定性を高めるためのケーシング処理が施されている。本発明の一つの変形例では、ケーシング処理は、それぞれが流体抽出部(56)で圧縮機流路から固有流体を受け取り、抽出部から周方向にオフセットした流体噴出部(58)で固有流体を、流路における逆圧力勾配に抗して良好に進行させるための一つ以上の溝(40)を備える。本発明の第2の構成では、ケーシング処理は、典型的には周方向に延びた複数の圧縮補償チャンバ(64)と、該チャンバと周方向に共に延びた単一の通路(66)とを有しており、チャンバと流路のと間を連絡をさせている。
請求項(抜粋):
回転軸を中心として回転可能とされ、根元部と、先端部と、翼前縁と、翼後縁と、射影先端翼弦長とを有し、圧縮機を通して流体の流れを導く流路にわたって延びるブレードから構成されるブレード列と、流体抽出部において前記流路から前記流体を受け取り、前記流体抽出部から周方向にオフセットした流体噴出部において前記流路に前記流体を噴出させるため、前記流路と連通する周方向に延びた溝を備えると共に、前記ブレード先端部を取り囲んで翼長方向に離間したケーシングとを備えており、前記溝は、少なくとも部分的に上流側壁と下流側壁とによって画成され、前記上流側壁及び前記下流側は、それぞれ上流側リップ及び下流側リップで流路面にまで延びて連続しており、前記リップは、前記溝の開口部を形成し、前記上流側壁は、連結される前記流路面に対して鋭角に配置され、前記下流側壁は、連続する前記流路面に対して鈍角に配置されていて、吐出された前記流体が長さ方向成分を付与されつつ前記流路へと導入されることを特徴とする流体圧縮機。
IPC (2件):
F04D 29/44 ,  F04D 17/10
FI (2件):
F04D 29/44 X ,  F04D 17/10
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭55-060699
  • 特開昭55-060699

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