特許
J-GLOBAL ID:200903020108579001

高靭性高張力鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-316868
公開番号(公開出願番号):特開2007-119889
出願日: 2005年10月31日
公開日(公表日): 2007年05月17日
要約:
【課題】表層部を含め板厚方向のいずれの位置においても優れた靭性と、780MPa以上の引張強さとを有する高靭性高張力鋼板を、安価にしかも高い生産能率で製造できる高靭性高張力鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】質量%で、C:0.05〜0.15%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.4〜2.0%、Cr:0.03〜1.0%、Mo:0.05〜0.80%、Al:0.005〜0.1%、N: 0.007%以下を含有する組成の鋼片を、1000°C以上1300°C以下の温度に加熱し、製品板厚となるまで熱間圧延し、引続き鋼板の平均温度がAr3変態点以上の温度から(Ms点+40°C)〜(Ms点-100°C)の温度範囲の温度まで冷却し、冷却停止する。冷却停止から30秒間以上空冷または徐冷した後、表面の最高到達温度が400°C以上Ac1変態点以下の温度に急速加熱する焼戻処理を施す。これにより、板厚方向のいずれの位置においても所望の強度を有し、靭性に優れた高張力鋼板を高い生産能率で製造できる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、 C:0.05〜0.15%、 Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.4〜2.0%、 Cr:0.03〜1.0%、 Mo:0.05〜0.80%、 Al:0.005〜0.1%、 N:0.007%以下 を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、表面および裏面からそれぞれ鋼板の板厚(mm)×0.2の範囲の表層部が、焼戻マルテンサイト相を主相とし、表層部全体の平均で下部ベイナイト相を5体積%以上含む組織を有し、前記表層部以外の中央部が、40体積%超えの下部ベイナイト組織を有することを特徴とする引張強さが780MPa以上の高靭性高張力鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/58 ,  C21D 8/02 ,  B21B 45/00
FI (4件):
C22C38/00 301B ,  C22C38/58 ,  C21D8/02 B ,  B21B45/00 N
Fターム (23件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032BA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CD02 ,  4K032CF01 ,  4K032CF02
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (1件)

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