特許
J-GLOBAL ID:200903020128838623

地絡回線選択保護継電方法とその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-232124
公開番号(公開出願番号):特開平10-080051
出願日: 1996年09月02日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 より少ない回線選択判定要素で零相循環電流を打ち消して地絡事故の事故電流を検出できるようにする。【解決手段】 系統に一線地絡事故が発生したときのその位相が殆ど変化しない基準ベクトルVsを取り込み、1号線と2号線の各零相電流の差電流J0の基準ベクトルVsとの同相成分と直交成分を有効分演算回路102、103で算出する。さらにこの各成分のメモリ104,105が与える遅延時間の間の変化分を演算器106、107で取り出す。これと有効分演算回路108、109で求めた零相電圧の基準ベクトルVsとの同相、直交成分、及び絶対値回路110で求めた絶対値とから、零相電流の差電流の変化分の、零相電圧との同相成分、即ち有効分を積回路111、112、加算機113、及び除算器114で求めて、事故判定を行う。
請求項(抜粋):
保護対象系統の1号線と2号線の零相電流の差電流及び零相電圧と、一線地絡事故発生の前後でその位相変化が無視できるところの基準ベクトルを取り込んでディジタル化し、前記差電流を前記基準ベクトルとの同相成分及び直交成分に分解し、該分解により生成された前記同相成分及び直交成分の各々の予め定められた時間だけ離れた値の差を零相電流同相変化分及び零相電流直交変化分として算出し、更に前記取り込んだ零相電圧を前記基準ベクトルとの同相成分及び直交成分に分解して零相電圧同相成分及び零相電圧直交成分とし、零相電流同相変化分と前記零相電圧同相成分との積と、前記零相電流直交変化分と前記零相電圧直交成分との積とを算出し、これら2つの積の和を前記零相電圧の絶対値で除算し、こうして前記保護対象系統と併架された別の系統からの誘導により発生する零相循環電流を除去した事故電流成分を抽出し、該抽出した事故電流成分の前記取り込んだ零相電圧との同相成分を算出することにより前記保護対象系統の事故検出を行うようにしたことを特徴とする地絡回線選択保護継電方法法。
IPC (5件):
H02H 3/36 ,  G01R 29/16 ,  G01R 31/02 ,  H02H 3/16 ,  H02H 7/22
FI (5件):
H02H 3/36 D ,  G01R 29/16 B ,  G01R 31/02 ,  H02H 3/16 B ,  H02H 7/22 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭59-067819
  • 特開昭57-119621

前のページに戻る