特許
J-GLOBAL ID:200903020149133492
代謝性遺伝子操作を通しての絶対光栄養藻類の栄養変換
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
平木 祐輔
, 藤田 節
, 田中 夏夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-578674
公開番号(公開出願番号):特表2004-500839
出願日: 2001年04月20日
公開日(公表日): 2004年01月15日
要約:
ほとんどの微細藻類は絶対光栄養体でありそれらの増殖は光合成で誘導されるエネルギーの生成に厳しく依存する。本研究においては、微細藻類フェオダクチルム・トリコルヌツム(Phaeodactylum tricornutum)を、グルコース輸送体をコードする遺伝子の導入を通して暗所でグルコースを移入しかつ増殖するように、遺伝子操作できることを示した。ヒトおよびクロレラ・ケスレリ(Chlorella kessleri)グルコース輸送体は共に、P. tricornutumによるグルコースの取り込みを容易にし、細胞が外因性有機炭素を代謝し光に依存せず増殖できるようにする。これは、代謝遺伝子操作を通した最初の絶対光独立栄養体の栄養変換の成功であり、細胞栄養の方法が基本的に単一遺伝子の導入によって改変できることを実証する。グルコース輸送体遺伝子を用いて形質転換した株は非光合成的に増殖できるので、これらを使って、突然変異体作製と特性決定を通して、光合成プロセスを解析することができる。最後に、本研究はまた、微生物発酵技術の利用を通して、光依存増殖から生じる重要な制限を排除しつつ、絶対光栄養藻類の大規模な商業的利用への重要な進歩も表す。
請求項(抜粋):
光の実質的不在のもとで増殖する藻類細胞であって、異化可能な炭素源を藻類細胞中に輸送しうるタンパク質をコードするキメラDNAを含んでなり、暗所条件下でキメラDNAの不在のもとでは増殖しえない前記藻類細胞。
IPC (3件):
C12N15/09
, C12N1/13
, C12Q1/02
FI (3件):
C12N15/00 A
, C12N1/13
, C12Q1/02
Fターム (24件):
4B024AA01
, 4B024AA05
, 4B024AA10
, 4B024CA02
, 4B024DA01
, 4B024GA19
, 4B024HA20
, 4B063QA20
, 4B063QQ04
, 4B063QQ05
, 4B063QR69
, 4B063QS24
, 4B063QX01
, 4B065AA83X
, 4B065AB01
, 4B065AC09
, 4B065AC20
, 4B065BA02
, 4B065BA24
, 4B065BB16
, 4B065BB17
, 4B065BB40
, 4B065CA41
, 4B065CA60
引用文献:
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