特許
J-GLOBAL ID:200903020160507825
冷間加工性および被削性にすぐれた耐食鋼
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-100779
公開番号(公開出願番号):特開2005-281826
出願日: 2004年03月30日
公開日(公表日): 2005年10月13日
要約:
【課題】プリンターのシャフト材料として好適な、被削性にすぐれ、通常の室内環境での使用に対して十分な耐食性を有していてメッキ等の被覆を施す必要がなく、冷間鍛造性が改善された安価な耐食鋼において、とくに引抜加工後の真直性が高いものを提供する。【解決手段】重量%で、C:0.005-0.200%、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.05 %以下、Cu:2.0%以下、Ni:2.0%以下、Cr:2.0-9.0%、TiおよびZrの1種または2種を、[Ti%]+0.52[Zr%]:0.03-1.20%となるように含有し、S:0.01-0.50 %およびSe:0.01-0.40%の1種または2種、残部がFeおよび不可避な不純物からなる合金組成の耐食鋼。850-1150°Cの温度範囲においてはオーステナイト単相組織であり、冷却後はフェライト+微量マルテンサイト複相組織である。圧延ままの引張強度が45-65kgf/mm2であり、熱処理を省略して圧延ままで超快削鋼と同等の冷間引抜加工性および被削性を有する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.005〜0.200%、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.05%以下、Cu:2.0%以下、Ni:2.0%以下、Cr:2.0〜9.0%、TiおよびZrの1種または2種を、[Ti%]+0.52[Zr%]:0.03〜1.20%となるように含有し、S:0.01〜0.50%およびSe:0.01〜0.40%の1種または2種、N:0.050%以下、ならびにO:0.030%以下を含有し、残部がFeおよび不可避な不純物からなる合金組成の鋼であって、
[Ti*]=[Ti’]-8[C%]-1.5([S%]-8[C%]/3)-24[N%]/7-1.5[O%]、かつ、[Ti’]=[Ti%]+0.52[Zr%] とするとき、0<0.25[Ni%]-[Ti*]+0.18<1.0 の条件を満たし、鋼中の介在物として、CならびにSおよびSeの1種または2種を含有するTi系-、Zr系-またはTi-Zr系の化合物を含有し、850〜1150°Cの温度範囲においてはオーステナイト単相組織であり、冷却後はフェライト+微量マルテンサイト複相組織であって、圧延ままの引張強度が45〜65kgf/mm2であり、熱処理を省略して圧延ままで超快削鋼と同等の冷間引抜加工性および被削性を有することを特徴とする冷間引抜加工性および被削性にすぐれた耐食鋼。
IPC (2件):
FI (3件):
C22C38/00 302Z
, C22C38/00 301F
, C22C38/60
引用特許:
出願人引用 (2件)
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耐食鋼
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-147026
出願人:石田清仁, 独立行政法人産業技術総合研究所, 東北特殊鋼株式会社, 大同特殊鋼株式会社
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特願2002-297455
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