特許
J-GLOBAL ID:200903020163712462

廃液中の塩化物イオンの除去方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 猪股 祥晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264033
公開番号(公開出願番号):特開平11-099391
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】常温,常圧下において、試薬の添加や二次廃棄物の発生がなく、反応制御が容易な処理方法を提供する。【解決手段】電解槽内の中央部に固体電解質1として陽イオン交換膜を、その両側に陽極2と陰極3を配置する。塩化物イオンを含む原液7を陽極室5に入れ、電気分解を開始すると金属イオンが電気泳動により陰極室6へ移動し、陽極室5は酸性となると同時に、塩化物イオン10が陽極反応により塩素ガス11となる。2Cl- -2e→Cl2ここで、陽イオン交換膜のない通常の中性またはアルカリ性で電気分解を行った場合、塩化物イオンは塩素ガスとならず、酸化剤である次亜塩素酸が生成し、原液中に残留する。本発明に方法により、常温,常圧で外部からの試薬の添加が全く必要なく、二次廃棄物も発生しない塩化物イオンの除去が容易となる。また、この反応は通水速度と電流により容易に制御できる。
請求項(抜粋):
電解槽内に陽極と陰極を設け、この両極間に固体電解質を配置した陽極室と陰極室を有する電気分解装置を用い、前記陽極室に塩化物イオンを含む原液を流入し、電気分解処理により前記塩化物イオンを塩素ガスとし、前記電気分解処理された水を前記陰極室を通過して流出することを特徴とする廃液中の塩化物イオンの除去方法。
IPC (3件):
C02F 1/461 ,  G21F 9/06 ZAB ,  G21F 9/06 561
FI (3件):
C02F 1/46 101 A ,  G21F 9/06 ZAB ,  G21F 9/06 561

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