特許
J-GLOBAL ID:200903020226668000

送電線事故点標定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 紀男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-064729
公開番号(公開出願番号):特開平8-233895
出願日: 1995年02月28日
公開日(公表日): 1996年09月13日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 伝送速度上の制約があっても対向端子の電圧データの伝送量を必要最小限に抑えて、事故点までの距離を算出できるようにする。【構成】 1Aは対象となる平行2回線送電線、2A,2Bは変流器、3A,3Bは変成器、4Aは適当なレベルに変換する入力変換回路、5Aはサンプリング保持回路、6Aは5Aの電流・電圧出力をアナログ・ディジタル変換する回路、7Aは伝送制御回路でA端子とB端子のサンプリング周期制御処理を行ない、サンプリング保持回路5Aの同時サンプリング制御信号を生成する。8Aは伝送インターフェース、9Aは事故前後のデータを収集する記憶回路、10Aは事故点標定演算を実施する演算回路(CPU)、11Aは標定結果を表示する表示回路である。
請求項(抜粋):
2回線送電線を有する電力系統の各端子から電気量を抽出し、事故発生時の送電線の事故点を標定する送電線事故点標定装置において、下記8つの手段を備えたことを特徴とする送電線事故点標定装置。(1)2回線送電線の一方の端子Aの各回線の3相電圧VA1L ,VA2L の差分の正相電圧ΔVA1を得る第1の手段。(2)他方の端子Bの各回線3相電圧VB1L ,VB2L の差分の正相電圧ΔVB1を得て正相変換する第2の手段。(3)端子Bの各回線の3相電流IB1L ,IB2L と前記第2の手段で得られる正相電圧ΔVB1を夫々端子Aに伝送する第3の手段。(4)第3の手段で伝送された端子Bの各回線の3相電流と予め設定された当該送電線の端子Aと端子B間の各回線の当該回線の送電線線路長インピーダンスZS1L ,ZS2L 及び隣回線との相互線路長インピーダンスZm1L ,Zm2L との積の差分の3相電圧値{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )-(ZS2L ・IB2L+Zm2L ・IB1L )}を得る第4の手段。(5)第4の手段で得られた3相の電圧値から正相電圧{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )-(ZS2L ・IB2L +Zm2L ・IB1L )}1を得る第5の手段。(6)端子Aと端子Bの各回線の電流のベクトル和Id1L ,Id2L を各3相分算出し、その3相分の電流と予め設定された前記送電線線路の当該回線の単位長当たりの送電線線路インピーダンスzS1L ,zS2L 及び単位長当たりの隣回線との相互インピーダンスzm1L ,zm2L との積の差分の3相電圧値{(zS1L ・Id1L +zm1L ・Id2L )-(zS2L ・Id2L +zm2L ・Id1L )}を得る第6の手段。(7)第6の手段で得られる3相の電圧値から正相電圧{(zS1L ・Id1L +zm1L ・Id2L )-(zS2L ・Id2L +zm2L ・Id1L )}1を得る第7の手段。(8)第1の手段で得られる正相電圧から第3の手段で伝送された正相電圧を減じ更に第5の手段で得られる正相電圧を加算した値[ΔVA1-ΔVB1+{(ZS1L ・IB1L +Zm1L ・IB2L )-(ZS2L ・IB2L +Zm2L ・IB1L )}1]を第7の手段で得られた正相電圧で除して事故点までの距離を算出する第8の手段。(():当該回線,()′:他方の回線。以下同じ)
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭62-249078
  • 特開昭60-164265
  • 特開昭58-174863
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