特許
J-GLOBAL ID:200903020270534372
固体高分子型燃料電池とその運転方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-214396
公開番号(公開出願番号):特開平8-078033
出願日: 1994年09月08日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】燃料電池の起動時,低負荷運転時および定常運転時のどの状態においても、固体高分子電解質膜表面における乾燥および生成水凝縮を防ぐための、適切な固体高分子型燃料電池およびその運転方法を提供する。【構成】起動時あるいは低負荷運転時には、燃料電池を昇温するためにセル面内下部より上部へ熱媒体として加熱媒体を通流させる。また定常運転時には、逆にセル面内上部より下部へ熱媒体として冷却媒体を通流させ、常にセル面内温度分布を反応ガス入口側より出口側の方が高くなるようにする。起動時あるいは低負荷運転時と定常運転時における熱媒体通流方向を逆にするにあたり、熱媒体通流路はオンオフ弁4個からなる切換え弁装置によって切換えられる。オンオフ弁は電磁弁である。
請求項(抜粋):
燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生するセルが、セパレータを介して複数積層された単電池集積体(スタック)と、該スタック内に、前記セル毎あるいは複数のセル毎に、冷却媒体あるいは加熱媒体である熱媒体を通流させる熱媒体流路とを備え、前記セルは、固体高分子膜からなる電解質層と、該電解質層を挟んでそれぞれ配設された燃料電極(アノード)と酸化剤電極(カソード)とを有する固体高分子型燃料電池の運転方法において、起動時,低負荷運転時および定常運転時のどの状態においても、前記セル面内温度が、反応ガス入口側温度(セル面内上部温度)より、反応ガス出口側温度(セル面内下部温度)の方が高くなるように前記熱媒体を通流させることを特徴とする固体高分子型燃料電池の運転方法。
IPC (2件):
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