特許
J-GLOBAL ID:200903020279397025

プレキャストコンクリート製の鉛直部材の建て込み方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 昇 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-308288
公開番号(公開出願番号):特開2003-113644
出願日: 2001年10月04日
公開日(公表日): 2003年04月18日
要約:
【要約】【課題】 プレキャストコンクリート製の鉛直部材の建て込み作業を簡略化する。【解決手段】 仕口部10のコンクリート11の上面には、建て込み予定箇所Aより広い面積を有する凹部13が形成されている。建て込み予定箇所Aにスペーサ15を置き、凹部13にモルタル16を注ぐ。次に、仕口部10の主筋12をPC柱20の継手23の下部に挿入させるようにして、PC柱20をスペーサ15を介して建て込み予定箇所Aに載せる。この際、モルタル16で複数の継手23が互いに独立するとともに、PC柱20の下端外周と凹部13周縁との間にモルタル16が行き渡る。次に、PC柱20の位置調整を行なう。次に、継手23の各々の注入口23xからモルタル25を注入してその内部空間23aを満たす。モルタル16は、PC柱20を位置調整する際には流動性を有しており、モルタル25の注入時には、この注入モルタル25より硬い。
請求項(抜粋):
プレキャストコンクリート製の鉛直部材をコンクリート製の下方構造部に建て込む方法であって、上記鉛直部材は、コンクリートの下端部に埋め込まれて内部空間がコンクリートの下端面に開放される筒状の複数の継手と、コンクリートに埋設されて垂直に延びるとともに下端部が上記継手の上部に挿入または連結された複数の主筋を有し、上記継手が注入口とそれより上方の排出口を有し、これら注入口,排出口がコンクリートの側面に開放され、上記下方構造部は、コンクリートの上面の建て込み予定箇所から複数の主筋を垂直に突出させてなり、(イ)上記下方構造部の上面に、上記鉛直部材の建て込み予定箇所より広い面積を有して上部が開放された収容部を設けるとともに、建て込み予定箇所にスペーサを置き、かつ上記収容部に上記スペーサを超えるレベルまでモルタルを収容させ、(ロ)下方構造部の主筋を鉛直部材の継手の下部に挿入させるようにして、上記鉛直部材をスペーサを介して下方構造部の建て込み予定箇所に載せ、これにより、上記収容部に収容されたモルタルで複数の継手の内部空間を互いに独立させるとともに、鉛直部材の下端外周と収容部周縁との間にモルタルを行き渡らせ、(ハ)上記建て込み予定箇所に載せられた鉛直部材の位置調整を行ない、(ニ)上記独立した継手の各々の注入口からモルタルを注入してその内部空間を満たし、このモルタルの硬化により、鉛直部材と下方構造部の主筋同士をモルタルおよび継手を介して連結し、上記下方構造部の収容部に収容されるモルタルは、上記鉛直部材を位置調整する際には、少なくとも目地切れを回避できる程度に軟らかく流動性を有し、上記継手にモルタルを注入する際には、この注入モルタルより硬いことを特徴とするプレキャストコンクリート製の鉛直部材の建て込み方法。
IPC (2件):
E04B 1/21 ,  E04B 1/58 503
FI (2件):
E04B 1/21 A ,  E04B 1/58 503 E
Fターム (11件):
2E125AA04 ,  2E125AB11 ,  2E125AC02 ,  2E125AG13 ,  2E125BA02 ,  2E125BB08 ,  2E125BB19 ,  2E125BB23 ,  2E125BD01 ,  2E125BE07 ,  2E125CA82

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