光応答性液晶組成物、情報記録媒体および情報記録方法

発明者： , ,
出願人/特許権者： ,
代理人 (1件)：大井正彦
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2002-044622
公開番号（公開出願番号）：特開2003-238962
出願日： 2002年02月21日
公開日（公表日）： 2003年08月27日
要約：

【要約】【課題】液晶性化合物と、フォトクロミック化合物のゲル化剤とよりなり、異なる2つの相のゲルのいずれの状態においても存在でき、かつ、2つの相の間で状態変化が可能である光応答性液晶組成物、この組成物による記録層を有する情報記録媒体、並びに当該記録媒体による情報記録方法を提供すること。【解決手段】光応答性液晶組成物は、液晶性化合物とゲル化剤よりなり、ゲル化剤は、分子中に、分子間水素結合形成性基と共に特定の構造の光応答部位を有するフォトクロミック化合物であり、第1の相のゲルおよび第2の相のゲルのいずれの状態においても存在でき、かつ、第1の相のゲルと第2の相のゲルとの間で状態変化が可能である。情報記録媒体は、上記の組成物による記録層を有し、情報記録方法は当該記録層において、上記のゲル相の状態変化を利用する。

請求項（抜粋）：

液晶性化合物と、当該液晶性化合物に混合されてゲル化性混合物を形成するゲル化剤とよりなり、前記ゲル化剤は、分子中に、分子間水素結合形成性基と共に、アゾベンゼン構造、スピロピラン構造、フルギド構造およびシアリールエテン構造のうちの少なくとも1種による光応答部位を有するフォトクロミック化合物よりなり、第1の相のゲルおよびこの第1の相と異なる第2の相のゲルのいずれの状態においても存在することができ、かつ、第1の相のゲルと第2の相のゲルとの間で相状態を変化させることができることを特徴とする光応答性液晶組成物。

IPC (3件)：

C09K 19/54 , C09K 3/00 103 , C09K 9/02

FI (3件)：

C09K 19/54 Z , C09K 3/00 103 M , C09K 9/02 B

Fターム (6件)：

4H027BA01 , 4H027BD24 , 4H027BE07 , 4H027CB01 , 4H027CD04 , 4H027CJ04

引用文献：

審査官引用 (4件)

"自己組織性低分子と室温液晶よりなる異方性ゲルの電場応答性"
"光応答性アゾベンゼン液晶化合物による物理ゲルの形成"
「第4版実験化学講座29 高分子材料」, 1993, p.294-297

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