特許
J-GLOBAL ID:200903020333517996

緩み止めおねじ部品とめねじ部品

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-223137
公開番号(公開出願番号):特開平6-033928
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】本発明は、緩み止めおねじ部品〔ボルト〕1を、これと対応するピッチの異なる二つの緩み止めめねじ部品〔ナット〕6と7によって被締付体4を二重に締付けて、ピッチの差から生ずる締付力により、ねじの緩み止めを行うことを目的とする。【構成】緩み止めおねじ部品〔ボルト〕1は、基準完全おねじ部の外径d<SB>1</SB>、基準完全おねじ部のねじの深さr<SB>1</SB>、従属完全おねじ部の外径d<SB>2</SB>、基準完全おねじ部のピッチp<SB>1</SB>、従属完全おねじ部のピッチp<SB>2</SB>からなり、d<SB>2</SB>≦d<SB>1</SB>-2×2r<SB>1</SB>、p<SB>2</SB><p<SB>1</SB>を満足するものであって、前記緩み止めおねじ部品〔ボルト〕1に対応する緩み止めめねじ部品〔下ナット〕6と緩み止めめねじ部品〔上ナット〕7との二つのめねじ部品は二重緩み止めめねじ部品から構成されいる。
請求項(抜粋):
基準完全おねじ部〔2〕と従属完全おねじ部〔3〕との二つのおねじ部が一体となって構成される緩み止めおねじ部品〔1〕は、基準完全おねじ部〔2〕には、基準完全おねじ部の外径〔d<SB>1</SB>〕,基準完全おねじ部のピッチ〔p<SB>1</SB>〕、基準完全おねじ部のねじの深さ〔r<SB>1</SB>〕のおねじを、従属完全おねじ部〔3〕には、従属完全おねじ部の外径〔d<SB>2</SB>〕、従属完全おねじ部のピッチ〔p<SB>2</SB>〕のおねじを有し、緩み止めおねじ部品〔1〕の基準完全おねじ部〔2〕に対応する緩み止めめねじ部品〔6〕の基準完全めねじ部〔5〕と、緩み止めおねじ部品〔1〕の従属完全おねじ部〔3〕に対応する緩み止めめねじ部品〔7〕の従属完全めねじ部〔8〕とのねじのはめ合いを容易にできるようにして、緩み止めめねじ部品〔6〕と緩み止めめねじ部品〔7〕との二つのめねじ部品は二重緩み止めめねじ部品を構成するものであって、〔イ〕 従属完全おねじ部の外径〔d<SB>2</SB>〕≦基準完全おねじ部の外径〔d<SB>1</SB>〕-2×基準完全おねじ部のねじの深さ〔r<SB>1</SB>〕、〔ロ〕 従属完全おねじ部のピッチ〔p<SB>2</SB>〕<基準完全おねじ部のピッチ〔p<SB>1</SB>〕、を満足する、により従属完全おねじ部〔3〕のおねじが形成される緩み止めおねじ部品〔1〕は、この緩み止めおねじ部品〔1〕と対応する緩み止めめねじ部品〔6〕と緩み止めめねじ部品〔7〕との二つのめねじ部品とが二重緩み止めめねじ部品を構成するめねじ部品に組合されており、〔ハ〕 図1において、最初に緩み止めめねじ部品〔6〕を緩み止めおねじ部品〔1〕の基準完全おねじ部〔2〕のおねじにより被締付体〔4〕に向かって締付け、続いて緩み止めめねじ部品〔7〕を緩み止めおねじ部品〔1〕の従属完全おねじ部〔3〕のおねじにより緩み止めめねじ部品〔6〕の上部に向かって締付けた後、緩み止めねじ部品〔6〕を最初に締付けた方向と反対方向に回転させて、緩み止めめねじ部品〔7〕の底部に向かって再び締付けるものであって、〔ニ〕 図2において、最初に緩み止めおねじ部品〔1〕を基準完全おねじ部〔2〕のおねじにより被締付体〔4〕を介して締付け、続いて緩み止めめねじ部品〔7〕を緩み止めおねじ部品〔1〕の従属完全おねじ部〔3〕のおねじにより緩み止めめねじ部品〔6〕に向かって締付けた後、緩み止めおねじ部品〔1〕を最初に締付けた方向と反対方向に回転させて、緩み止めめねじ部品〔7〕の底部に向かって締付けるものであって、前記緩み止めおねじ部品〔1〕のおねじ部には弾性限度内で引張方向の力を生じさせ、前記緩み止めめねじ部品〔6〕と前記緩み止めめねじ部品〔7〕との上下間に弾性限度内で圧縮方向の力を生じさせて、前記基準完全おねじ部のピッチ〔p<SB>1</SB>〕と従属完全おねじ部のピッチ〔p<SB>2</SB>〕との差により、緩み止めおねじ部品〔1〕と二重緩み止めめねじ部品を構成する両緩み止めめねじ部品〔6〕、〔7〕とのはめ合いにおいて、緩み止めを行うことを特徴とする緩み止めおねじ部品とめねじ部品。

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