特許
J-GLOBAL ID:200903020344811071

快削熱間加工鋼材及び粗形材並びにそれらを用いた快削熱間加工製品及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石川 泰男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-156367
公開番号(公開出願番号):特開平11-350068
出願日: 1998年06月04日
公開日(公表日): 1999年12月21日
要約:
【要約】【課題】 鋼の被削性を向上に対して黒鉛の大きさ、量を適切に制御した熱間加工鋼材及び熱間加工粗形材、これらを用いた製品を製造する技術を開発する。【解決手段】 重量%で、C:0.70〜1.50%、Si:0.70〜3.00%、Mn:0.01〜2.00%で不純元素を低位に抑え、黒鉛化指数1.30以上の基本成分の熱間圧延鋼材を、800°C以上、当該鋼材の固相線温度-50°C以下で熱間加工し、700°Cに下がるまで1分以上かけて緩冷却して、平均粒径1.0μm以上の黒鉛を50個/mm2 以上有し、且つフェライト又はフェライト+パーライトにする。Mn%は、被削性確保を前提として、強度、靱性を得る時は、0.01〜2.00%、地鉄の軟質化と被削性重視の時は、0.01〜0.35%、強度、靱性と被削性も重視する時は、1.00超〜2.00%とする。焼入れ性、結晶粒微細化、黒鉛析出促進用元素を適宜、適量添加する。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.70〜1.50%、Si:0.70〜3.00%、Mn:0.01〜2.00%、P :0.050%以下、S :0.10%以下、O :0.0050%以下、及び、N :0.020%以下を含有し、残部Fe及び不可避不純物からなる化学成分を有し、下記(1)式で求められる黒鉛化指数CEが1.30以上である熱間圧延鋼材を、800°C以上、当該熱間圧延鋼材の固相線温度-50°C以下の間の温度に加熱し、熱間加工し、こうして得られた熱間加工鋼材をその温度が700°Cに下がるまでを1分以上の時間をかけて緩冷却して、平均粒径1.0μm以上の黒鉛を50個/mm2 以上有し、且つ金属組織がフェライト又はフェライト+パーライトになっていることを特徴とする、快削熱間加工鋼材及び粗形材。 CE=C+Si/3-Mn/12 ----------------------------(1)但し、上式中の元素記号は各元素の重量%を表わす。
IPC (5件):
C22C 38/00 301 ,  B21B 3/00 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58
FI (5件):
C22C 38/00 301 M ,  B21B 3/00 A ,  C21D 8/00 A ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58

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