特許
J-GLOBAL ID:200903020360995964

燃料電池発電プラント及びその起動・停止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-301486
公開番号(公開出願番号):特開平10-144334
出願日: 1996年11月13日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 起動操作や停止操作における触媒の劣化及び電池の損傷を防止して、電池特性を低下させることなく安定に維持することが可能な燃料電池発電プラント及びその起動・停止方法を提供する。【解決手段】 アノード2とカソード3間の回路に電圧検出器25を接続する。電圧検出器25、ダミー抵抗開閉器26、アノードN2 供給弁22及びカソードN2 供給弁24に制御装置27を接続する。制御装置27に、アノードN2供給制御手段、カソードN2 供給制御手段、投入抵抗制御手段を設定する。ダミー抵抗開閉器26の投入指令の許可条件として、アノードN2 供給弁22の“開”条件を設定する。アノードN2 供給弁22の開度を、アノード2に供給されるH2 量が、ダミー抵抗13投入による最大電池電流値から算出されるH2 利用率の50〜80%に相当する量を満足するように設定する。
請求項(抜粋):
電解質をアノード及びカソードによって挟持した単位電池が複数個積層された燃料電池本体と、前記アノード側に接続された燃料供給経路と、前記カソード側に接続された酸化剤供給経路と、前記燃料供給経路及び前記酸化剤供給経路に設けられた燃料供給弁及び酸化剤供給弁と、前記燃料供給経路における前記燃料供給弁と前記燃料電池本体との間及び前記酸化剤供給経路における前記酸化剤供給弁と前記燃料電池本体との間にそれぞれ接続された不活性ガス供給系統と、前記不活性ガス供給系統に設けられた不活性ガス供給弁と、前記アノード及び前記カソードを結ぶ回路に接続されたダミー抵抗と、前記回路に接続された開閉器とを有する燃料電池発電プラントにおいて、運転停止時に、前記不活性ガス供給弁を開状態とし、不活性ガスによって残留燃料及び残留酸化剤を排出する不活性ガス供給制御手段と、運転停止時に、前記開閉器を閉状態として前記ダミー抵抗を投入し、電池電流を消費させる投入抵抗制御手段とを備え、前記ダミー抵抗投入中には、必ず前記燃料供給経路に残留した燃料がアノード側に押し出し供給され続けるように、前記投入抵抗制御手段による前記ダミー抵抗の投入条件として、前記不活性ガス制御手段によるアノード側の不活性ガス供給弁の開状態が設定され、前記ダミー抵抗投入時の最大電池電流値における燃料利用率の50〜80%に相当する量の残留燃料が前記アノード側に供給されるように、前記不活性ガス制御手段によって制御される前記不活性ガス供給弁の開度が設定されていることを特徴とする燃料電池発電プラント。
FI (3件):
H01M 8/04 X ,  H01M 8/04 N ,  H01M 8/04 Y

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