特許
J-GLOBAL ID:200903020362809815

デュアルチャンバペースメーカ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富村 潔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-308659
公開番号(公開出願番号):特開平7-016303
出願日: 1993年11月15日
公開日(公表日): 1995年01月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 心筋症を患う患者の心臓拍出量を改善するのに適したデュアルチャンバペースメーカを提供する。【構成】 心房チャネルおよび心室チャネルと、心房チャネル内で自然心房活動を表すP波を検出する心房検出増幅器と、心室チャネル内で自然心室活動を表すR波を検出する心室検出増幅器と、心室刺激パルス(Vパルス)を発生するためのパルス発生器手段と、P波の検出またはAパルスの発生のいずれか最初に生起する事象の生起時に開始するAV時間間隔と、心房逸走間隔とを定義する制御システムと、制御システムの部分としてのタイミング手段とを含む。
請求項(抜粋):
心筋症を患う患者の心臓拍出量を増大させるため房室整調を行うデュアルチャンバペースメーカにおいて、心房チャネルおよび心室チャネルと、心房チャネル内で自然心房活動を表すP波を検出する心房検出増幅器と、心室チャネル内で自然心室活動を表すR波を検出する心室検出増幅器と、心房逸走間隔内で前記心房検出増幅器により検出されるP波の不存在時に心房チャネル内で心房刺激パルス(Aパルス)を発生するため、またAV時間間隔内で前記心室検出増幅器により検出されるR波の不存在時に心室チャネル内で心室刺激パルス(Vパルス)を発生するためのパルス発生器手段と、P波の検出またはAパルスの発生のいずれか最初に生起する事象の生起時に開始する前記AV時間間隔と、R波の検出またはVパルスの発生のいずれか最初に生起する事象の生起時に開始する前記心房逸走間隔とを定義する制御システムと、AVパルスの発生またはP波の検出のいずれか最初に生起する事象を含んでいる心房チャネル内の心房活動と心室チャネル内のR波の検出との間の伝導時間間隔を測定するため、また前記AV時間間隔を、心室整調に対して予め定められた大きさだけ測定された伝導時間間隔よりも常に小さい値に前記AV時間間隔を自動的に設定するための、前記制御システムの部分としてのタイミング手段とを含んでおり、それによって、減少する伝導時間間隔の不存在時に、前記パルス発生器手段がR波の生起に先立って心室チャネル内で前記Vパルスを発生し、それにより心臓拍出量を増大させるべく心室整調を行い、またさらに、それによって、減少する伝導時間間隔の存在時に、前記AV時間間隔が最短の伝導時間間隔よりも小さい値に自動的に調節されることを特徴とするデュアルチャンバペースメーカ。

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