特許
J-GLOBAL ID:200903020395406007

廃棄物の燃料化処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-228726
公開番号(公開出願番号):特開平11-061150
出願日: 1997年08月26日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【課題】 含有塩素プラスチック等の処理物を油分回収のために加熱処理した場合に問題となるのは、処理物中に含まれる塩素及び塩素化合物等の有害な塩化物の処理であり、加熱過程でガス化した塩化水素は、処理炉自体を損傷、または蒸気管を腐食させたりし、更にはダイオキシンを生成するといった問題につながるものである。このような処理物を加熱処理して燃料化する場合には、上記の問題を解決しなければならない。【解決手段】 処理物とアルカリ物質からなる脱塩素剤とを混合手段1で混合した後、熱処理炉2で加熱処理する。熱処理炉内においては、塩素系ガスを含む分解ガスが発生するが、直ちに塩素系ガスは添加している炭酸水素ナトリウムと反応して無害な塩化ナトリウムを生成し、分解ガスから有害な塩素系ガスを分離する。これによって、分解ガスの無害化と残渣の無害化が同時に行われる。無害化された分解ガスを油分回収手段4で回収し、油分が分離された分解ガスは排ガス処理手段5で処理し再利用を図る。
請求項(抜粋):
油化成分を含有し且つ塩素成分を含有する廃棄物の燃料化処理方法において、加熱により廃棄物から発生する分解ガス中の有害な塩素系ガスと加熱された雰囲気中で反応するアルカリ物質からなる脱塩素剤とを接触させることで有害な塩素系ガスと反応して無害な塩化物を生成させるとともに分解ガスから塩素系ガスを分離して無害な分解ガスを得、該無害な分解ガスを冷却することで無害な油分又はガス分のいずれか一方又は両方を回収することを特徴とする廃棄物の燃料化処理方法。
IPC (6件):
C10G 1/10 ZAB ,  A62D 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C10J 3/00 ZAB ,  C10L 3/10 ZAB ,  C08J 11/16 ZAB
FI (6件):
C10G 1/10 ZAB ,  A62D 3/00 ZAB ,  C10J 3/00 ZAB A ,  C08J 11/16 ZAB ,  B09B 3/00 302 A ,  C10L 3/00 ZAB B

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