特許
J-GLOBAL ID:200903020428341909
電気転てつ機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
笹井 浩毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-270599
公開番号(公開出願番号):特開平10-119778
出願日: 1996年10月14日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】磁気カップリングによって大きなトルクを伝達できる製造の容易な電気転てつ機を提供する。【解決手段】駆動用磁気カップリング部120は、モータ軸111側の第1の動力伝達部材130と、出力軸22側の第2の動力伝達部材140とから構成され、第1の動力伝達部材130と第2の動力伝達部材140の間の磁気カップリングは、永久磁石132、142どうしの吸引力と、永久磁石133とヒステリシス磁化材143の間の吸引力によってトルクを伝達する部分の双方で形成される。駆動側から従動側へのトルクの伝達を、永久磁石どうしの吸引力と、永久磁石とヒステリシス磁化材との間の吸引力とを併用して行うので、永久磁石の磁極の数を極度に多くしなくてもトルクの脈動を抑えつつ、大きなトルクが得られ、かつ磁極の数が極端に多くないので、容易かつ安価に製造することができる。
請求項(抜粋):
鉄道分岐転換に使用される電気転てつ機において、転換のための駆動力を発生するモータと、前記モータの有するモータ軸の一端部側に設けられ該モータの駆動力を電気転てつ機の減速駆動系に伝達する駆動用磁気カップリング部と、前記モータ軸の他端部側に設けられ、該モータの休止時に前記減速駆動系の位置保持を行なう位置保持用磁気カップリング部とを同一のケーシング内に収めたモータ部を備え、前記駆動用磁気カップリング部は、前記モータ軸に取り付けられた第1の動力伝達部材と、前記モータ軸と回転中心軸を同一とする前記減速駆動系への出力軸に取り付けられた第2の動力伝達部材とから構成され、前記第1の動力伝達部材は、磁力により前記第2の動力伝達部材とカップリングする部分として前記モータ軸を中心にリング状を成した第1、第2の結合面を備え、前記第2の動力伝達部材は、前記第1の結合面に近接して対向し前記出力軸を中心にリング状を成した第3の結合面と前記第2の結合面に近接して対向し前記出力軸を中心にリング状を成した第4の結合面とを備え、前記第1の結合面には、同一極性の磁極を前記第3の結合面に向けて複数の永久磁石がリング状に配置されており、前記第3の結合面には、前記第1の結合面に配置された永久磁石と反対極性の磁極を該第1の結合面に向けて複数の永久磁石がリング状に配置されており、前記第2の結合面と第4の結合面のうちいずれか一方の結合面には、他方の結合面に向けた磁極が隣り合う磁石同士で異極になるように複数の永久磁石がリング状に配置されており、前記他方の結合面はヒステリシス磁化材で形成されており、前記第1、第3の結合面に間に働く磁石同士の吸引力と、前記第2、第4の結合面の間に働く磁石とヒステリシス磁化材との吸引力の双方によって前記モータの駆動力を前記減速駆動系に伝達することを特徴とする電気転てつ機。
IPC (2件):
FI (2件):
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