特許
J-GLOBAL ID:200903020511120183

改良された衝撃強さを有するプロピレンポリマー組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-505237
公開番号(公開出願番号):特表平11-501351
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】改良された衝撃強さ及び改良された透明度を有する結晶性プロピレンポリマー組成物を開示する。組成物は、例えばポリプロピレンのようなプロピレンポリマーと、例えばイソブチレンのようなC4乃至C8イソモノオレフィン、及び、例えばパラ-メチルスチレンのようなパラアルキルスチレンコモノマーとの熱可塑性インターポリマー約1乃至35重量%を溶融ブレンドすることによって製造される。インターポリマーは、好ましくは、ハロゲン(臭素)のようなベンゼン性官能基を含有する。組成物は、例えば、無水マレイン酸グラフトポリプロピレンのような有機酸グラフトプロピレンポリマー及び多官能化一級アミンのアミド反応生成物約0.5乃至15重量%をも含み得る。
請求項(抜粋):
1.a) 結晶性プロピレンポリマー、及び b) 約0.5乃至20モル%の共重合されたパラ-アルキルスチレンを含むC4乃至C7イソモノオレフィンのインターポリマーの溶融混合ブレンドを含み、該組成物中の該インターポリマーは、該組成物中のポリマー含量をベースにして、1乃至約35重量%のレベルで存在する、固体で、高い透明度を有し、衝撃耐性のある、熱可塑性ポリマー組成物。2.前記プロピレンポリマーが、ポリプロピレン、及びプロピレンとC2又はC4乃至C8α-モノオレフィン約20重量%までとのコポリマーからなる群から選択される、請求項1の組成物。3.前記イソモノオレフィンがイソブチレンであり、前記パラ-アルキルスチレンがパラ-メチルスチレンである、請求項1の組成物。4.前記インターポリマーが、前記組成物中に約5乃至約30重量%のレベルで存在する、請求項1の組成物。5.前記インターポリマーが、ポリマー鎖に沿ってランダムに位置する以下の芳香性モノマー単位を含むイソブチレンポリマーを含み、 式中、R及びR′は、それぞれ、水素、又はC1乃至C4アルキルであり、 Xは官能基である、請求項1の組成物。6.X-含有モノマー単位が、前記インターポリマー中に存在する前記芳香性モノマー単位の総含量の約0.5乃至60モル%含む、請求項5の組成物。7.Xがハロゲンである、請求項5の組成物。8.R及びR′が、それぞれ水素であり、Xが前記インターポリマー中に約2.5重量%未満のレベルで存在する臭素である、請求項7の組成物。9.臭素が、約0.05乃至約0.75重量%のレベルで前記インターポリマーに存在する、請求項8の組成物。10.(i) グラフトされた不飽和有機化合物を含む改質された結晶性プロピレンポリマーであって、該不飽和有機化合物は、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物及びこれらの混合物からなる群から選択され、及び、 (ii)一つの一級アミン基及び一つ以上の水酸基、二級アミン基又は三級アミン基を有する多官能化一級アミン、 のアミド反応生成物を含む、追加のポリマー約0.5乃至約15重量%をさらに含む、請求項7の組成物。11.前記プロピレンポリマーが、ポリプロピレンである、請求項10の組成物。12.前記不飽和有機化合物が無水マレイン酸である、請求項10の組成物。13.前記一級アミンが、2-(2-アミノエチルアミノ)エタノール及び1-(2-アミノエチル)ピペラジンからなる群から選択される、請求項10の組成物。14.前記インターポリマーが、約10乃至25重量%のレベルで前記組成物中に存在する、請求項1の組成物。15.前記インターポリマーが、約1乃至20重量%のレベルで前記組成物中に存在する、請求項1の組成物。16.前記インターポリマーが、約10乃至20重量%のレベルで前記組成物中に存在する、請求項1の組成物。17.a)結晶性プロピレンポリマー、及び約0.5乃至20モル%の共重合されたパラ-アルキルスチレンを含む、約1乃至約35重量%のC4乃至C7イソモノオレフィンのインターポリマーを含む混合物を形成し、 b)約150°C乃至250°Cの範囲の温度で、単一のブレンドを得るまで前記混合物を溶融混合することを含む、熱可塑性ポリマーブレンドを製造する方法。18.前記インターポリマーが、臭素を0.05乃至約0.75重量%のレベルで含有するイソブチレンとパラ-メチルスチレンの臭素化ポリマーを含む、請求項17の方法。19.前記混合物が、さらに、 (i) ポリマー鎖に沿ってグラフトされた不飽和有機化合物を含む改質された結晶性プロピレンポリマーであって、該不飽和化合物は、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物及びこれらの混合物からなる群から選択され、及び、 (ii)一つの一級アミン基及び一つ以上の水酸基、二級アミン基又は三級アミン基を有する、多官能化一級アミン、 のアミド反応混合物を含む追加のポリマーを、約0.5乃至約15重量%含む、請求項18の方法。20.請求項1の組成物を溶融混合し、成形し、溶融した混合物を冷却して、物品の形状にすることによって製造された、成形品。
IPC (2件):
C08L 23/10 ,  C08L 51/06
FI (2件):
C08L 23/10 ,  C08L 51/06

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