特許
J-GLOBAL ID:200903020532040392

方向探知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-262992
公開番号(公開出願番号):特開平10-227846
出願日: 1997年09月29日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 配列されたアンテナにおいて、アンテナ間の間隔が波長に比べて大きい場合、電波源の存在しない方向にもあたかも電波源が存在するかの如き現象を抑圧する方向探知装置を得る。【解決手段】 複数のアンテナが配列されたアンテナプラットフォームを瞬時視野方向を不変にして回転させるか、または瞬時視野方向を変動させながら回転させ、得られる電波源の存在する方向の頻度分布を求めることにより上記の現象を抑圧するものである。
請求項(抜粋):
電波源からの電波を受信する複数のアンテナと、同一の方向を指向するように上記複数のアンテナを取りつけたアンテナプラットフォームと、所定の回転角度指令が供給され、上記複数のアンテナの指向方向を保ったまま上記アンテナプラットフォームを所定の回転角度回転させる瞬時視野不変回転駆動手段と、異なる複数の上記回転角度指令を発生し、上記瞬時視野不変回転駆動手段に対して、上記それぞれの回転角度指令を供給する制御手段と、上記複数のアンテナそれぞれに対応して接続され、そのアンテナの出力信号が供給される複数の受信機と、上記受信機の出力から共分散行列を算出する共分散行列算出器と、上記共分散行列算出器より出力される共分散行列にもとづいて固有値および固有ベクトルを算出する固有値・固有ベクトル算出器と、上記制御手段から上記瞬時視野不変回転駆動手段に供給される上記回転角度指令、および上記複数のアンテナの配列にもとづいて、モードベクトルを算出するモードベクトル算出器と、上記固有値・固有ベクトル算出器より出力される固有値および固有ベクトルにもとづいて張られる雑音部分空間に上記モードベクトル算出器より出力されるモードベクトルを射影し、その射影長を算出する雑音部分空間射影長算出器と、上記雑音部分空間射影長算出器より出力される上記射影長が極小となるなるときの上記電波源の方位角および仰角を求める射影長極小算出器と、上記制御手段から、上記瞬時視野不変回転駆動手段に供給され、上記アンテナプラットフォームを回転させる上記それぞれの回転角度指令に対応して、上記射影長算出器から得られる上記電波源の方位角および仰角の累積頻度を算出し、所定の累積頻度数以上に対応する上記電波源の方位角および仰角を出力する累積角度検出器とを備えたことを特徴とする方向探知装置。

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