特許
J-GLOBAL ID:200903020539366684

表皮付ヘッドレストの製造方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 喜幾
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-195568
公開番号(公開出願番号):特開平10-015963
出願日: 1996年07月05日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 ヘッドレスト用表皮に形成したインサートステー装着用のスリットを利用して、内部に発生したガスの放出を行なう。【解決手段】 発泡用原液の発泡開始後の適時に、発泡用金型30に開設したガス放出孔40に栓部材44を挿入し、この栓部材44の下端面44aを表皮12のスリット16近傍に当接させ、この状態で該表皮12内の発泡体26を硬化させる。発泡体26の硬化後の適時に、ガス放出孔40から前記栓部材44を抜取して、該発泡体26の盛上がりにより画成されたスリット16の隙間16aを介して、表皮12の内部に発生したガスを放出させる。ガス放出後の適時に、ガス放出孔40に栓部材44を再び挿入して、盛上がった発泡体26を押圧すると共にスリット16を略密着状態に回復させ、該発泡体26を所定形状にて硬化完了させる。
請求項(抜粋):
インサートステー(20)用の装着孔(14,14)および該装着孔(14,14)間に延在するスリット(16)が形成され、該装着孔(14,14)に前記インサートステー(20)を装着した一体成形製のヘッドレスト用表皮(12)を、発泡用金型(30)のキャビティ(36)内にセットし、注入した発泡用原液(54)の発泡・硬化が進行する間、前記表皮(12)の形状を保持すると共に、発泡開始後および硬化後の適時に該金型(30)の上方に開設したガス放出孔(40)に栓部材(44)を挿入または抜取して、該表皮(12)の内部(13)で発泡体(26)を成形させる表皮付ヘッドレストの製造方法において、前記発泡用原液(54)の発泡開始後の適時に、前記発泡用金型(30)に開設したガス放出孔(40)に栓部材(44)を挿入し、この栓部材(44)の下端面(44a)を該ガス放出孔(40)の開口部(41)に臨んだ前記スリット(16)近傍に当接させて、該スリット(16)を略密着状態に保持しながら前記表皮(12)内の発泡体(26)を硬化させ、前記発泡体(26)の硬化後の適時に、前記ガス放出孔(40)から前記栓部材(44)を抜取して、前記開口部(41)に臨んだスリット(16)近傍を該発泡体(26)の圧力で盛り上がらせ、これにより画成された該スリット(16)の隙間(16a)を介して、前記表皮(12)の内部(13)に発生したガスを放出させ、前記ガス放出後の適時に、前記ガス放出孔(40)に栓部材(44)を再び挿入して、該ガス放出孔(40)の開口部(41)内に盛り上がった表皮(12)および発泡体(26)を押し下げ、前記スリット(16)を略密着状態に回復させると共に該発泡体(26)を所定形状にて硬化完了させるようにしたことを特徴とする表皮付ヘッドレストの製造方法。
IPC (6件):
B29C 39/10 ,  B29C 33/10 ,  B29C 39/26 ,  B29K105:04 ,  B29K705:00 ,  B29L 31:58
FI (3件):
B29C 39/10 ,  B29C 33/10 ,  B29C 39/26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-164988

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