特許
J-GLOBAL ID:200903020559240873
ポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法及びその製造装置並びにそのポリブチレンテレフタレートフィルム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
高石 橘馬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-049822
公開番号(公開出願番号):特開2004-268257
出願日: 2003年02月26日
公開日(公表日): 2004年09月30日
要約:
【課題】薄膜でありながら膜厚の均一性及び熱収縮率に優れたポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法及びその製造装置並びにそのポリブチレンテレフタレートフィルムを提供する。【解決手段】溶融ポリブチレンテレフタレート樹脂内に空気を注入することにより形成したバブル3を、縦横方向に膨張させるとともに空冷することによりフィルム化する方法であって、(1) バブル3のネック部31を180°C以上〜195°C以下に除冷し、(2) バブル3を150°C以上〜180以下にさらに除冷し、もってバブル3を非晶質状態に保持しながら膨張させ、(3) バブル3のフロストライン34を90°C以上〜130°C以下に除冷し、(4) フロストライン34より上部のバブル領域33をポリブチレンテレフタレート樹脂のガラス転移温度超〜ガラス転移温度+65°C以下に保持する方法。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
環状ダイからチューブ状に押し出された溶融ポリブチレンテレフタレート樹脂内に空気を注入することによりバブルを形成し、前記バブルを内圧により膨張させるとともに空冷することによりチューブ状フィルムを形成し、得られたチューブ状フィルムをシート状に折り畳みながら一対のニップロールによって引き取る空冷インフレーション成形工程を含むポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法であって、
(1) 前記環状ダイの付近に設けられた第一温風空気吹出装置から温風空気を噴出させることにより、前記バブルのネック部を180°C以上〜195°C以下に除冷し、
(2) 前記第一温風空気吹出装置の上部に設けられた第二温風空気吹出装置から温風空気を噴出させることにより、前記バブルを150°C以上〜180°C以下にさらに除冷し、もって前記バブルを非晶質状態に保持しながら膨張させ、
(3) 前記第二温風空気吹出装置の上部に設けられた第三温風空気吹出装置から温風空気を噴出させることにより、前記バブルのフロストラインを90°C以上〜130°C以下に除冷し、
(4) 前記フロストラインより上部の上部バブル領域を外部雰囲気から遮断し且つ前記第一〜第三温風空気吹出装置のそれぞれより噴出した温風空気を前記上部バブル領域の外面に沿って吹き上げさせるための隔壁により、前記上部バブル領域を包囲し、前記隔壁の内面側に加熱手段を設け、もって前記上部バブル領域を前記ポリブチレンテレフタレート樹脂のガラス転移温度超〜前記ガラス転移温度+65°C以下に保持する
ことを特徴とするポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (11件):
4F210AA25
, 4F210AF16
, 4F210AG01
, 4F210AR00
, 4F210QA01
, 4F210QC12
, 4F210QC16
, 4F210QD04
, 4F210QK05
, 4F210QK25
, 4F210QK26
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