特許
J-GLOBAL ID:200903020580545307

免震装置のトリガー機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 守谷 一雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-228976
公開番号(公開出願番号):特開2000-065129
出願日: 1998年08月13日
公開日(公表日): 2000年03月03日
要約:
【要約】【課題】簡易な構成で、構造物が風荷重等により揺動するのを回避すると共に、地震発生時には効果的に免震機能を果たすことができ、而も弾性域、降伏荷重、塑性域等の挙動を任意に設定できるようにする。【解決手段】建物2と地盤3との間に介装され、水平方向の振動エネルギを相対変位して吸収する転がり支承体4と、円柱状剛性部材5および中空弾塑性体6の組合わせにより当該水平方向の振動エネルギを減衰させるトリガー機構7とを備え、トリガー機構は、地盤に固定される下部ブッシュ12と、この下部ブッシュの直上に配置され建物に固定される上部ブッシュ13とを有し、円柱状剛性部材が下部ブッシュおよび上部ブッシュに嵌合され、さらに下部ブッシュおよび上部ブッシュ間に位置する円柱状剛性部材の外周には中空弾塑性体6が嵌着され、且つ中空弾塑性体は軸方向の両端のみが円柱状剛性部材に固定されている。
請求項(抜粋):
構造物および基礎間または上部構造物および下部構造物間に、水平方向に発生する振動エネルギによって大きく相対変位して当該振動エネルギを吸収する振動エネルギ吸収手段と共に並列に介装され、前記水平方向の振動エネルギが第1の所定値以上になると塑性破壊する剛性部材と、前記水平方向の振動エネルギが第2の所定値以上になると展延性に富んだ状態で塑性破壊するまで弾塑性変形する弾塑性体とから構成された免震装置のトリガー機構であって、前記基礎または前記下部構造物に固定される下部の中空案内部材と、前記下部の中空案内部材の直上に配置され前記構造物または前記上部構造物に固定される上部の中空案内部材とを有し、前記剛性部材が前記下部の中空案内部材および前記上部の中空案内部材に嵌合され、さらに前記下部の中空案内部材および前記上部の中空案内部材間に位置する前記剛性部材の外周には中空の前記弾塑性体が嵌着され、且つ当該中空の弾塑性体は軸方向の両端のみが前記剛性部材に固定されていることを特徴とする免震装置のトリガー機構。
IPC (3件):
F16F 15/02 ,  E04B 1/36 ,  E04H 9/02 331
FI (4件):
F16F 15/02 A ,  F16F 15/02 L ,  E04B 1/36 Z ,  E04H 9/02 331 Z
Fターム (12件):
3J048AA06 ,  3J048AA07 ,  3J048AB07 ,  3J048AC06 ,  3J048AD05 ,  3J048BD01 ,  3J048BD04 ,  3J048BD06 ,  3J048BG02 ,  3J048DA01 ,  3J048DA04 ,  3J048EA38
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開平4-119231
  • 特開平1-247666
  • 特開昭62-225666
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