特許
J-GLOBAL ID:200903020583151695

使い捨て無針注射器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-272034
公開番号(公開出願番号):特開平7-299140
出願日: 1993年10月29日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】 構造及び使用が簡単な使い捨て無針注射装置の提供。【構成】 使い捨て無針皮下注射器20は、基端、先端、長手方向軸線及び中空ボアを持つ細長いハウジング22を有する。このハウジングの先端には、液体を収容するためのほぼ円筒形のチャンバを持つリザーバ30が設けられている。チャンバの開口した基端には、弾性ストッパー36が摺動自在に取り付けられている。リザーバ30は、先端にチャンバと流体連通したオリフィス42を有する。弾性ストッパー36は、チャンバをシールするのに役立ち、ストッパー36をチャンバ内で先端方向に移動したとき液体をオリフィス42から放出する。注射器20は、ハウジング22のボア内に軸線方向に移動するように取り付けられた細長いピストン44、及びこのピストンをボア内で先端方向に押圧するばね50を有する。基端方向に位置決めされた注射準備位置を有する。注射器は、ピストン44をばね50に抗して基端側の注射準備位置に保持するための要素及びピストンを注射準備位置から解放するための要素を有する。
請求項(抜粋):
作動可能な使い捨て無針皮下注射器において、基端、先端、中空ボア、及び長手方向軸線を持つ細長いハウジングと、前記ハウジングの前記先端に設けられたリザーバとを有し、前記リザーバは、注射可能な液体を収容するための、長手方向軸線を構成する、ほぼ円筒形のチャンバを有し、該チャンバは、前記ハウジングの前記長手方向軸線と軸線方向に整合し、前記リザーバは、前記ハウジングと隣接し開口した第1の端部、前記チャンバをシールするため及び液体を前記チャンバから放出するため前記チャンバ内に摺動自在に取り付けられた弾性ストッパー、及び該ストッパーを前記チャンバ内で先端方向に移動したとき液体の流れを形成するのに役立つ、前記チャンバと流体連通したオリフィスを有する先端側の第2の端部を有し、更に、前記ボア内に軸線方向に移動自在に取り付けられた、基端及び先端を持つ細長いピストンを有し、前記注射器は、前記ピストンを前記ハウジングの前記先端に向かって軸線方向に押圧するための押圧手段を有し、前記ピストンは、前記ピストンが前記押圧手段に抗して前記ハウジング内で基端方向に位置決めされた注射準備位置を有し、前記押圧手段は、これによって、ポテンシャルエネルギを持ち、前記ピストンを前記注射準備位置に保持するための保持手段と、前記ピストンを前記注射準備位置から解放して前記押圧手段の前記エネルギによって前記ピストンを軸線に沿って先端方向に押圧できるようにする解放手段と、を有し、前記ピストンの前記移動により前記ピストンを前記ストッパーと係合させ、前記ストッパーを前記チャンバ内で軸線に沿って先端方向に移動させ、これによって前記オリフィスから液体を放出し、その結果、前記オリフィスが皮膚組織と隣接して配置されている場合、前記オリフィスのところに形成された液体の流れが皮下穿通を行い、前記解放手段が解放された後、前記ピストンが前記注射準備位置に保持されないようにするための手段を有する、注射器。

前のページに戻る