特許
J-GLOBAL ID:200903020617354108

直交スペクトル拡散通信方式及び符号分割多元接続方式

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-254556
公開番号(公開出願番号):特開平8-097749
出願日: 1994年09月22日
公開日(公表日): 1996年04月12日
要約:
【要約】【目的】 スペクトル拡散通信方式において、非同期状態でのスペクトル拡散信号間の相互干渉を消失させて、直交化を図ることにある。【構成】 変形M系列を用いた直交スペクトル拡散通信方式に対して、非同期状態で直交性を維持するために、送信側では、拡散符号長に対してビット間隔を長くしてガードタイムを設定して、ガード区間に符号を付加するとともに、スペクトル拡散信号の同期誤差より相互の位相シフト量が大きい拡散符号群を変形M系列より選択して割当てることにより、スペクトル拡散符号を発生させて情報変調信号をスペクトル拡散変調する。一方、受信側では、同期タイミングの検出及び制御によって受信信号との同期を確立し、そのタイミングに従って拡散復調用のスペクトル拡散符号を発生させて、受信信号とのゲート付きの相関を取ることにより拡散復調を行い、情報復調を行って情報信号を取り出す。なお、誤同期を防ぐために、情報信号からチャネル識別を行い、タイミングの制御を行う。
請求項(抜粋):
スペクトル拡散信号間の相互干渉を低減するため、変形M系列、即ち、M系列にDCバイアスを付加して自己相関関数のサイドローブを完全に零とした系列を位相シフトしたものを拡散符号として用いる直交スペクトル拡散通信方式において、(a)拡散符号長とビット間隔を等しく設定するのでなく、拡散符号長に対してビット間隔を長くして、ガード区間を導入する第1の手段と、(b)このガード区間を無信号区間とするのでなく、情報信号を延長するとともに拡散符号の周期的繰返しにより拡散符号を延長する第2の手段と、(c)スペクトル拡散信号の同期タイミング誤差より相互の位相シフト量が大きい拡散符号群を変形M系列より選択して割り当てる第3の手段と、(d)拡散復調においては、受信信号と拡散復調用符号との同期を確立後に、拡散復調用符号と拡散符号長区間で相関処理(ゲート付き相関処理)を行う第4の手段と、を用いることにより、非同期状態においても直交性が保たれることを特徴とする直交スペクトル拡散通信方式。
IPC (2件):
H04B 1/707 ,  H04Q 7/38
FI (2件):
H04J 13/00 D ,  H04B 7/26 109 N

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