特許
J-GLOBAL ID:200903020695143334

ねじり振動ダンパを有するロックアップクラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-141765
公開番号(公開出願番号):特開平10-331945
出願日: 1998年05月22日
公開日(公表日): 1998年12月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ロックアップクラッチにおけるねじり振動ダンパを、コンパクトな軸方向の構造方式且つ所定の高いトルク伝達性の場合に快適な減衰挙動がわずかな損耗の危険で保証されるように構成する。【解決手段】 外側の半径方向支持部38が周方向に中断なしに延びており、外側の半径方向支持部と内側の半径方向支持部40とがコントロールエレメント34を受け、コントロールエレメントがカバーエレメント30の開いた側部42と軸方向支持部44との間に延びており、コントロールエレメントが、一方ではアキュムレータ36がコントロールエレメントの接触領域における全広がり幅に沿ってそれに接触する深度でカバーエレメント30内へ突出し、他方では、アキュムレータを介してカバーエレメントと協働するねじり振動ダンパ22の別の部材24が係合する箇所への侵入を回避するように、コントロールエレメントが量定されている。
請求項(抜粋):
軸方向に偏位可能なピストンであって、トルクコンバータの駆動側からその従動側へのトルク伝達を作り出し得るピストンと、入力部材を介して前記ピストンに連結しており且つ出力部材を介して前記トルクコンバータのタービンホイールに連結しているねじり振動ダンパであって、当該ねじり振動ダンパの前記入力部材かあるいは前記出力部材が前記入力部材と前記出力部材との間で効力のあるアキュムレータのためのカバーエレメントとして設けられており、それが前記アキュムレータの収容のために当該ねじり振動ダンパの前記の別の部材の側の側部で開いており且つこの別の部材を前記アキュムレータのための二つの半径方向支持部の間に予め定められた深さで侵入させるねじり振動ダンパと、前記半径方向支持部を前記の開いた側部とは反対側のそれらの端部で互いに連結する軸方向支持部とを備えるトルクコンバータにおけるロックアップクラッチにして、前記の支持部のうちの少なくとも一つに、前記アキュムレータのための少なくとも一つのコントロールエレメントが、分けて引き出されて前記アキュムレータの方へ曲げられた突出部として設けられているロックアップクラッチにおいて、前記外側の半径方向支持部(38)が周方向に中断なしに延びていること、前記外側の半径方向支持部(38)と前記内側の半径方向支持部(40)とが前記コントロールエレメント(34)を受けるために用いられ、前記コントロールエレメント(34)が前記カバーエレメント(30)の開いた側部(42)と前記軸方向支持部(44)との間に延びていること、前記コントロールエレメント(34)が、一方では前記の付設されたアキュムレータ(36)が前記の一つのコントロールエレメント(34)の接触領域におけるその全広がり幅に沿って前記の別のコントロールエレメント(34)に接触する深度で前記カバーエレメント(30)内へ突出しているように、しかし他方では、少なくとも、前記アキュムレータ(36)を介して前記カバーエレメント(30)と協働する前記ねじり振動ダンパ(22)の別の部材(24)が係合する箇所への侵入を回避しているように、前記コントロールエレメント(34)が量定されていること、この係合が、本質的に軸方向に延びており且つ前記アキュムレータ(36)のための軸方向固定部(50)を前記アキュムレータ(36)を受けるために担持している突出部(49)によって行われること、及び前記アキュムレータ(36)の付勢が前記突出部(49)の延在方向にて前記アキュムレータの全幅にわたって保証されているように、前記突出部(49)が大きさを定められていることを特徴とするロックアップクラッチ。

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