特許
J-GLOBAL ID:200903020758440628

位相差顕微鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠原 泰司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-339273
公開番号(公開出願番号):特開平9-179029
出願日: 1995年12月26日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】位相差顕微鏡において、像コントラストを低下させることなく、解像力を有効に向上することができるようにし、かつ、位相差顕微鏡で観察した位相物体の位相分布を正確にコントラストに変換することができるようにする。【解決手段】照明光学系1の瞳位置に輪帯状のスリット2を設け、標本5を介して照明光学系1の瞳位置と共役な結像光学系3の瞳位置にスリット2と共役な位相板4を配置する。位相板4が位相差量を変化させつつ、位相差像を電子撮像素子6によって受像し、処理装置8において演算処理を行う。これにより得られた画像情報は、観察画像から被観察物体の位相分布に比例した成分を抽出した画像情報であり、通常の位相差観察による画像情報の約π倍のコントラストを得ることができる
請求項(抜粋):
光源と、該光源からの光を被観察物体に導く照明光学系と、前記被観察物体の像を拡大するための結像光学系とを有し、前記照明光学系の瞳位置に輪帯状又は円形の開口を配置し、前記被観察物体を介して前記照明光学系の瞳位置と共役な結像光学系の瞳位置に前記開口とほぼ共役な位相板を配置した位相差顕微鏡において、前記結像光学系のほぼ瞳位置に配置された位相差量を変えることができる位相板と、前記結像光学系の結像面に配置された電子撮像素子と、前記撮像素子で受像した画像を記憶するための手段と、前記画像の情報を処理する手段とを備え、前記位相板における位相差量を変化させて前記電子撮像素子で画像を撮像し、撮像した各々の画像情報に位相差量を変数とする周期関数を重み関数として積算し、画像情報を得ることを特徴とする位相差顕微鏡。

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