特許
J-GLOBAL ID:200903020775379843
電力用半導体素子の冷却体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-038924
公開番号(公開出願番号):特開平7-249721
出願日: 1994年03月10日
公開日(公表日): 1995年09月26日
要約:
【要約】【目的】電力用半導体素子を冷却する冷却体の冷却効率を冷却水の流路抵抗を大きくすることなく高くする。【構成】2枚の冷却板31,32 の互いの重ね合わせ面に、両端が本体311,321の側面に突き抜けない互いに平行な複数の溝312,322 を設け、それぞれの冷却板31,32 の溝312,322 が直角になるように冷却板31,32 を重ね合わせて冷却体3を構成することによって、冷却板31,32 の互いの溝同士が連通する多数の連通部36を形成する。出入口33から冷却水を入れると、冷却水はまず冷却板31の溝312 の一部を流れるが、連通部36を通って冷却板32の溝322 にも流れ込んで、結局、両方の冷却板31,32 の溝312,322 と連通部36で複雑な流路を形成し、冷却水は最終的に出入口34から出る。流路的には溝312,322 は大略的には並列になるので流路抵抗は小さい。また、連通部36で冷却水の流れは乱れ、しかも連通部36は溝312,322 の間隔ごとに存在するので殆どの流路が乱流部とり冷却効率が高くなる。
請求項(抜粋):
電力用半導体素子の少なくとも1つの面に接触させてこの半導体素子を冷却する冷却体であって、この冷却体が2枚の冷却板が重ね合わされて一体化されてなり、少なくとも一方の冷却板の重ね合わせ面に、溝とこの溝に連通する出入口が設けられてなる電力用半導体素子の冷却体において、2枚の冷却板の互いの重ね合わせ面に、両端が冷却板の側面に突き抜けない互いに平行な複数の溝が設けられ、それぞれの冷却板の溝の方向が所定の角度をもって重ね合わされてなることを特徴とする電力用半導体素子の冷却体。
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