特許
J-GLOBAL ID:200903020786803582
内燃機関用点火装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-013373
公開番号(公開出願番号):特開平5-202837
出願日: 1992年01月28日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】複雑な電子回路を用いずに機関の逆転を防止することができる内燃機関用点火装置を提供する。【構成】信号発電機2の回転子2Aに4個のリラクタRo 〜R3 を設け、1つのリラクタR3 の周方向長さを他のリラクタの周方向長さよりも長くする。リラクタRo 〜R3 が信号発電子2Bの磁極部に対向し始める際に信号コイル202に誘起するパルス信号の発生間隔を、機関の正回転時に互いに等しくするようにリラクタRo 〜R3 の間隔を定める。信号コイルに誘起するパルス信号の発生間隔を順次比較し、機関の逆転時に特定のパルス信号の発生間隔が他のパルス信号の発生間隔よりも短くなることを利用して機関の逆転を検出する。機関の逆転を検出したときに点火信号の発生を停止させて機関を失火させる。
請求項(抜粋):
点火信号が与えられた際に点火用の高電圧を出力する点火回路と、突起または凹部からなるリラクタを有して内燃機関により駆動される回転子と、該回転子のリラクタに対向する磁極部を有していてリラクタが該磁極部に対向し始める際及びリラクタが該磁極部との対向を終える際にそれぞれ第1の極性のパルス信号及び第2の極性のパルス信号を出力する信号発電子とを備えた信号発電機と、前記信号発電機が出力するパルス信号から回転数を演算する回転数演算手段と、演算された各回転数における進角度を演算する進角度演算手段と、演算された進角度に相当する点火時期に前記点火信号を発生させる点火信号発生手段とを有する点火時期制御装置とを備えた内燃機関用点火装置において、前記信号発電機の回転子は前記リラクタをn(nは2以上の整数)個有していて、該n個のリラクタの内の1つのリラクタの周方向長さが他のリラクタの周方向長さよりも長く設定されるとともに、内燃機関が正回転している際に前記第1の極性のパルス信号の発生間隔が実質的に等しくなるように該n個のリラクタ相互間の角度間隔が設定され、前記点火時期制御装置は、前記信号発電子が第1の極性のパルス信号を発生する毎に今回発生した第1の極性のパルス信号と前回発生した第1の極性のパルス信号との発生間隔を検出するパルス発生間隔検出手段と、パルス発生間隔検出手段が今回検出したパルス発生間隔θx と前回検出したパルス発生間隔θx-1 との間にN・θx-1 <θx (Nは定数)の関係が成立しているときに内燃機関が正回転していることを検出し、N・θx-1 <θx の関係が成立しないときに内燃機関が逆転していることを検出する回転方向検出手段と、前記回転方向検出手段により内燃機関が正回転していることが検出されているときに前記点火信号の発生を許可し、前記内燃機関が逆転していることが検出されているときには前記点火信号の発生を禁止する逆転防止手段とを具備していることを特徴とする内燃機関用点火装置。
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