特許
J-GLOBAL ID:200903020786921356

全角度地盤改良体造成工法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 高城郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-288248
公開番号(公開出願番号):特開平6-341132
出願日: 1991年08月14日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 先端部にアウターメタルビット14、後端部にケーシング連結部11を有する中空のアウターケーシング10(アウターロッド)と、先端部にインナービット15をこれを支える形でサブビット16が設けられており、後端部には矢じり状の被咬部13を有するケーシングアドバンサァ12と、本体部との中間においては伸縮部を有するケーシングアドバンサァ収納・回収装置と、硬化剤注入ロッドと、硬化剤注入ロッドの先端部にはスライム吸入孔、硬化剤噴射ノズル、モニタ、圧力センサ及びスモールメタルビットを有する全角度地盤改良体造成装置とこれを用いた造成工法。【効果】 如何なる角度にあっても注入ロッド内に設けたスライム吸入孔からスライムを吸入排出すると共に、地内噴射圧を均等且つ一定に保つことができるため、目標通りの均一な地盤改良体を造成することができる。
請求項(抜粋):
地盤を削孔機で削孔し、削孔後、該孔内に硬化剤注入ロッドを挿入し、上記地盤を改良するための硬化剤を超高圧で噴射しつつ注入ロッドを引き上げることによって1又は2以上の改良体を対象地盤に造成する地盤改良体造成工法において、先端部にインナービットを有するケーシングアドバンサァの後端部を、連結かつ伸縮可能なケーシングアドバンサァ収納・回収装置により咬合し、かつ掘削方向に押圧し、アウターケーシング内壁に設けられたストッパまでケーシングアドバンサァを該アウターケーシング内に挿入し、該アウターケーシングの先端部に設けられたアウターメタルビットと共に回転しつつ所定地盤まで掘削進行すると共に、目標地点まで削孔完了後、アウターケーシングを置き去りにして上記ケーシングアドバンサァ収納・回収装置にてケーシングアドバンサァを回収し、更に、硬化剤注入管、エア注入管、高圧水注入管、スライム排出管等を有する硬化剤注入ロッドを地盤中に存置されているアウターケーシング内に挿入し、かつアウターケーシング先端部に到達と同時に該アウターケーシングをスライム吸入孔が露出する地点まで引き抜くことによりセットを完了する。その後、モニタで監視しつつ噴射ノズルより硬化剤噴射を開始し、該注入ロッドの先端部に設けられた圧力センサにて硬化剤噴射ノズル周辺地内泥水圧を測定しつつ回転又は揺動及び引き上げを開始し、地内泥水圧の変化に応じてスライム排出用エア噴射口又は/及び清水噴射口を調節することにより該地内泥水圧を略一定に保ちながら造成する全角度地盤改良体造成工法。

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