特許
J-GLOBAL ID:200903020813957694
光スターカプラ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-302435
公開番号(公開出願番号):特開平9-145951
出願日: 1995年11月21日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】光通信ネットワークシステムにおいて光信号の分岐結合を行う光スターカプラで光偏向素子として用いるブレーズド回折格子に設定する偏向角度が極小になるようにして高い効率を備えたブレーズド回折格子を在来の微細加工方法の製作下限寸法の範囲内で製作可能にする。【解決手段】光スターカプラで光信号の分岐結合を行う光分岐ユニット2ns,2nr を凸レンズ部とブレーズド回折格子を配列した光偏向部で構成し、光信号が伝送される光ファイバ11n の末端を、それぞれの光ファイバに対向して配置する光分岐ユニットの凸レンズ部の焦点面に光軸から外れ距離sを設けて配置し、光分岐ユニットの光偏向部に入射する光束に前記外れ距離で定まる偏倚角を与え、対応の光分岐ユニット間の光信号授受を可能にすべく光偏向部を構成する各光偏向素子に設定する偏向角度が極小となるようにする。
請求項(抜粋):
光信号伝送媒体をなす複数の光ファイバの末端を保持する光入出力部と、少なくとも1の光偏向素子からなる光路方向の偏向を行う光分岐ユニットを光入出力部の光ファイバの末端に対応して配列して設けた光配合部と、からなる光分岐結合部の2組一対を、光配合部の光偏向素子配置面が相互に対向するように配置してなる光信号を分岐結合する光スターカプラであって、光配合部を構成する各光分岐ユニットが、同一焦点距離の凸レンズ部と、該凸レンズ部の光入出力部対向面の反対側に配置された少なくとも1の光偏向素子を配列した光偏向部と、の対からなり、前記凸レンズの焦点面に光ファイバの末端が位置するように光入出力部と光配合部間の配置間隔を定めて光分岐結合部を構成し、該光分岐結合部の光入出力部における各光ファイバの末端を、それぞれの光ファイバに対向して配置される光分岐ユニットを構成する凸レンズ部の光軸から外れ距離を設けて配置して光分岐ユニットの光偏向部に入射する光束に前記外れ距離で定まる偏倚角を与え、光偏向部を構成する各光偏向素子に設定する偏向角度が極小となるようにしたことを特徴とする光スターカプラ。
前のページに戻る