特許
J-GLOBAL ID:200903020865129633

エコー消去のためのスペクトルノイズ補償方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹下 和夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-505297
公開番号(公開出願番号):特表2000-502520
出願日: 1996年07月03日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】エコー消去装置(10)は、送信入力信号(SI)と受信入力信号(RI)を副バンド送信入力信号(SC1〜SC16)と副バンド受信信号(RC1〜RC16)に分割する解析フィルター(24)を有している。各副バンド内で受信信号を送信入力信号と結合させ且つ評価されたエコー信号(EC1〜EC16)を発生させるエコー経路に関するインパルス応答関数で副バンド受信信号(RC1〜RC16)の各々を畳込みし、次に、その評価されたエコー信号の夫々を対応の副バンド送信入力から控除してエラー信号(ER1〜ER16)を発生させる。そのエラー信号内の残留エコー成分を可変減衰器(36a〜36p)によって減衰させ、選択成分を夫々減衰されたエラー信号にインジェクトしてエラー信号の可変減衰に付随するバックグラウンドノイズの減衰を補償する。
請求項(抜粋):
送信入力信号と受信入力信号を受信するようになっていて、エコー経路を介して送信入力信号に結合される受信入力信号の少なくとも一部を含むエコー成分を送信入力信号から取り除くためのエコー消去装置であって、 送信入力信号を複数の副バンド送信入力信号に分割するための第一のフィルター手段と、 受信入力信号を複数の副バンド受信入力信号に分割するための第二のフィルター手段と、 エコー経路の対応の副バンドのインパルス応答で副バンド受信入力信号の各々を畳込みして、それにより多数の評価された副バンドエコー信号を発生させるための畳込み手段と、 評価された副バンド送信入力信号の各々を対応の副バンド送信入力信号から控除して、それにより多数のエラー信号を発生させるための第一の減算手段と、 (i) 副バンド送信入力信号と(ii)副バンド受信入力信号と(iii) エラー信号とから成るグループから選択された少なくとも二つの信号より引き出される対応の比較レベルを比較することに基づいて夫々が決定される複数の減衰因数を発生させるための減衰因数コントロール手段と、 減衰因数コントロール手段に応答し、減衰因数の対応の一つに従ってエラー信号の各々を減衰し、それにより複数の減衰されたエラー信号を発生させるための可変減衰手段と、 減衰されたエラー信号を結合させて実質的にエコー成分のない送信出力信号を発信するための結合手段とを有することを特徴とするエコー消去装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-121625
  • 特開平2-288755
  • 特表平6-508482

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