特許
J-GLOBAL ID:200903020867111340

細径トンネルプレートヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-404351
公開番号(公開出願番号):特開2001-272188
出願日: 1995年08月09日
公開日(公表日): 2001年10月05日
要約:
【要約】【目的】 軽金属の一工程押出し成型で得られる極めて安価な、多孔扁平管を有効利用して、蛇行細管ヒートパイプ技術応用の各種プレートヒートパイプの製造コストを大幅に低減せしめる。【構成】 多孔扁平管の両側端末端面側から貫通細孔群の隔壁を一条おきに所定の深さだけ切除し且つ反対側端面における切除は相互に一条ずつずらせて実施し、次に切除部はその最深部から1〜3mmの長さは圧潰せず残置して扁平管の両端末端縁部を圧潰し、次に圧潰端縁部を溶接封止した。これにより細孔群は一連の蛇行トンネルとなり、これに所定の手段により所定量の作動液を封入してプレートヒートパイプを構成した。[効果] 多孔扁平管の低価格、素材使用量の減少、工程の短縮化、作業の簡易化、等の相乗効果により製造コストは1/10に低減され、更にヒートパイプとしての性能及び信頼性が大幅に向上した。
請求項(抜粋):
軽金属を素材とし、管内にその長さ方向に平行並列に整列配置され、且つ其等各々の流体直径が3mm以下の多数の貫通細孔を有する多孔扁平管に依り形成されてあり、貫通細孔はヒートパイプの受熱部と放熱部の間を多数回往復蛇行して蛇行細径トンネルとして形成される、細径トンネルプレートヒートパイプの製造方法であって、厚さ1mm乃至4mmに含まれる所定の厚さの多孔扁平管の両端末の端縁を所定の形状に切削成形する第一の工程、多孔扁平管の両端末において貫通細孔間の隔壁を一条おきにまたは複数条おきに、一条ずつまたは複数条ずつ、且つ多孔扁平管の両端縁から3mm以上10mm以下の範囲を標準とする所定の深さに至るまで切除し、この隔壁の切除部は多孔扁平管の両端縁側において切除隔壁を一条ずつまたは複数条ずつずらして切除するものとし、この切除手段は放電加工、超音波研削加工、高水圧研磨加工の何れかの加工方法である第二の工程、上記の隔壁切除部の深さに対応し多孔扁平管の両端末端縁から所定の長さに至る部分を貫通細孔群が気密に閉鎖する迄圧潰し、且つこの圧潰は上記の隔壁切除部深さの最深部から1mm乃至3mmの範囲の距離を標準とする部分は閉鎖せしめることなく残置せしめて圧潰する圧潰である第三の工程、この圧潰部を溶接またはろう接により完全に密閉一体化せしめ管内を耐内圧性の良好な密閉コンテナとして形成する第四の工程、この密閉コンテナにその内容積に対する所定の割合の量の二相凝縮性作動液を所定の手段により真空封入しヒートパイプとして構成する第五の工程、の五工程を含む工程で製造することを特徴とする細径トンネルプレートヒートパイプの製造方法。
IPC (5件):
F28D 15/02 106 ,  F28D 15/02 101 ,  B21D 53/04 ,  B23P 15/26 ,  H01L 23/427
FI (5件):
F28D 15/02 106 G ,  F28D 15/02 101 H ,  B21D 53/04 C ,  B23P 15/26 ,  H01L 23/46 B
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-106633
  • 特開昭60-106633

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