特許
J-GLOBAL ID:200903020867672199

密閉型電池の安全装置及びそれを用いた密閉型電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 太田 明男
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2000002355
公開番号(公開出願番号):WO2000-062357
出願日: 2000年04月11日
公開日(公表日): 2000年10月19日
要約:
【要約】本安全装置は、外装缶の一端に取り付けられる正極蓋が、リードにより電極体の正極に接続し、かつ最内蓋となる受圧板と、中央接触部を介して受圧板に電気的に接続し、かつ中間蓋となる遮蔽板と、遮蔽板に電気的に接続し、かつ最外蓋となる封口板とからなるものであって、遮蔽板の中央接触部となる第2の平坦接触面の周りにC字状溝が形成され、このC字状溝の内側に強度低減用溝が、さらに強度低減用溝の両端とC字状溝の両端より所定距離後退した部分との間に狭幅の折曲予定部が設けられていることを特徴とする。この構成を採用することにより、過充電時や短絡時に起こる急激な内圧上昇による破裂を確実に防止し、かつ安価に製作することができる密閉型電池の安全装置を提供する。
請求項(抜粋):
外装缶の一端に取り付けられる正極蓋を、最内蓋を形成すると共に正極リードを介して電極体の正極に接続される受圧板と、中間蓋を形成すると共に中央接触部を介して前記受圧板に電気的に接続される遮蔽板と、最外蓋を形成すると共に前記遮蔽板に電気的に接続される封口板とから構成し、 前記受圧板にガス流通孔を設け、前記外装缶の内部空間を前記受圧板と前記遮蔽板との間に形成される接触部動作空間と連通し、 前記中央接触部を、前記受圧板の中央部から前記遮蔽板に向けて突出すると共に第1の平坦接触面を有する突起と、前記遮蔽板の中央部に設けられ前記突起の第1の平坦接触面が弾性的に当接する第2の平坦接触面から形成し、 前記遮蔽板の第2の平坦接触面の周りに180°以上の円弧角で同心円的にC字状溝を設け、 前記遮蔽板の前記C字状溝の内側をなす個所に強度低減用溝を形成すると共に、該強度低減用溝の両端と前記C字状溝の両端より所定距離後退した部分との間に狭幅の折曲予定部を形成し、 前記遮蔽板の受圧板側面に金属箔を接合して前記C字状溝と前記強度低減用溝にそれぞれ弁膜を形成し、 前記外装缶内の圧力が設定電流遮断圧力を超えると、前記遮蔽板が前記折曲予定部に沿って上方凸の状態で折り曲げられ、前記遮蔽板の第2の平坦接触面が前記受圧板の第1の平坦接触面から離隔して前記受圧板と前記遮蔽板との電気的接続が遮断され、前記電流遮断外装缶内の圧力が設定膜破断圧力を超えると前記弁膜が破断されるようにしたことを特徴とする密閉型電池の安全装置。
IPC (2件):
H01M 2/34 ,  H01M 2/26
FI (2件):
H01M 2/34 A ,  H01M 2/26 A

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