特許
J-GLOBAL ID:200903020907607441

インク噴射装置およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-116556
公開番号(公開出願番号):特開2000-301718
出願日: 1999年04月23日
公開日(公表日): 2000年10月31日
要約:
【要約】【課題】 側壁を効率よく変形させてインクの噴射特性の向上をはかるとともに、側壁を圧電材料の積層状態で焼結したり、分極処理することを可能にして、容易に製作することができるインク噴射装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】 下側の基材11を構成するチタン酸ジルコン酸鉛系(PZT)の圧電材料を用意し、ドクターブレード法、スクリーン印刷法などの手法を用いて、所定の厚さのグリーンシートに成形する。該グリーンシートの上に、高抵抗層13を、印刷法などの手法を用いて薄膜に形成する。そして、高抵抗層13の上に、上側の基材12を構成する圧電材料を所定の厚さのグリーンシートに成形する。このように得られた積層体を、加圧圧着、脱脂、焼結工程を経て、一体焼結体とする。その後、高抵抗層13を一方の電極として上下の基材11,12を互いに相反する方向に分極処理する。そして、噴射溝21および非噴射溝22を切削加工し、溝間の側壁24に電極26a,26bを形成する。
請求項(抜粋):
インクを噴射する溝を含む複数の溝をそれぞれ隔てる複数の側壁を、前記複数の溝の配列平面と直交する方向に積層した複数の圧電材料で構成するとともに、該圧電材料をその積層方向でかつ互いに相反する方向に分極し、前記側壁の両側面に、各圧電材料にわたって電極を備え、該両側面の電極間にパルス電圧を印加することにより、前記圧電材料に分極方向とほぼ直交する電界を発生して圧電厚みすべり効果により前記側壁を変形させ、インクを噴射するインク噴射装置において、前記圧電材料間に、該圧電材料よりも良導体であって、前記両側面の電極に印加するパルス電圧に対してはほぼ絶縁体として作用し、前記各圧電材料を分極する際に印加する高電圧に対しては導電体となる高抵抗層を設けたことを特徴とするインク噴射装置。
IPC (3件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055 ,  B41J 2/16
FI (2件):
B41J 3/04 103 A ,  B41J 3/04 103 H
Fターム (17件):
2C057AF52 ,  2C057AF93 ,  2C057AG45 ,  2C057AG82 ,  2C057AG90 ,  2C057AG92 ,  2C057AG93 ,  2C057AM03 ,  2C057AM22 ,  2C057AP02 ,  2C057AP22 ,  2C057AP23 ,  2C057AP25 ,  2C057AP54 ,  2C057AP55 ,  2C057BA03 ,  2C057BA14

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