特許
J-GLOBAL ID:200903020942156940

天然皮革様不織シートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 武敏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-266873
公開番号(公開出願番号):特開2003-073979
出願日: 2001年09月04日
公開日(公表日): 2003年03月12日
要約:
【要約】【課題】 天然皮革様の感触を有し、シート表面の均一性に優れた天然皮革様不織シートを得る。【解決手段】 極細短繊維を含む懸濁液を用いて直接形成若しくは予め抄造した基布上の湿式ウエブ或いは抄造シートに高圧水流噴射処理し極細短繊維を基布に交絡させて三次元立体絡合構造を形成し、沸水処理で基布を収縮させ、弾性重合体で処理し、仕上処理する方法を用い、かつ(1)極細短繊維0.05〜2重量%、水溶性高分子0.5〜2重量%を含み、粘度10〜50cps、濾水時間5秒以下の懸濁液を用いる、(2)基布上で湿式ウエブを形成する際、基布の支持ネット下よりサクション圧10〜300kPaで多段の吸引脱水処理する、(3)基布上の湿式ウエブ或いは抄造シートに高圧水噴射処理する際、支持ネットとして50〜300メッシュの2つ以上のネットを用い、載置位置を異ならせて2回以上載せ変えて高圧水流噴射処理する、の条件の少なくとも1つを用いる。
請求項(抜粋):
極細短繊維を用いて天然皮革様不織シートを製造するに当たり、極細短繊維を含む懸濁液を用いて基布上で湿式ウエブを形成した後若しくは極細短繊維を含む懸濁液を用いて予め抄造したシートを基布に積層した後、基布上の湿式ウエブ或いは抄造シートに高圧水流噴射処理して極細短繊維を基布に交絡させて三次元立体絡合構造を形成し、次いで沸水処理して基布を収縮させ、弾性重合体で処理した後、仕上処理する方法を用い、かつ下記条件(1)〜(3)のうちの少なくとも1つの条件を用いることを特徴とする天然皮革様不織シートの製造方法。(1)極細短繊維を含む懸濁液として、繊度0.6dtex以下の極細短繊維を0.05〜2重量%、水溶性高分子を0.5〜2重量%含有し、粘度が10〜50cps、濾水時間が5秒以下の懸濁液を用いる。(2)基布上で湿式ウエブを形成する際、基布の支持ネット下よりサクション圧10〜300kPaで、かつ2段以上の多段に分けて吸引脱水処理する。(3)基布上の湿式ウエブ或いは抄造シートに高圧水噴射処理する際、基布及び湿式ウエブ或いは抄造シートの支持ネットとして20〜200メッシュの2つ以上の支持ネットを用い、かつ該支持ネットに基布及び抄造シートをその載置位置を異ならせて2回以上載せ変え高圧水流噴射処理する。
Fターム (11件):
4F055AA02 ,  4F055BA12 ,  4F055DA07 ,  4F055EA06 ,  4F055EA11 ,  4F055EA16 ,  4F055EA25 ,  4F055EA36 ,  4F055FA15 ,  4F055GA03 ,  4F055HA03
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公平2-042947

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