特許
J-GLOBAL ID:200903020952565121

歪み時効硬化特性に優れる溶融亜鉛めっき熱延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-126729
公開番号(公開出願番号):特開2003-321715
出願日: 2002年04月26日
公開日(公表日): 2003年11月14日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】引張強さが590MPa未満の比較的低強度の鋼板において、歪み時効による降伏強さおよび引張強さを著しく上昇させて、例えば自動車の構造部品として優れた疲労特性並びに耐衝突安全性を発揮することが可能な、溶融亜鉛めっき熱延鋼板を製造する。【解決手段】C:0.01 〜0.2mass %、Si :0.4mass %以下、Mn :0.2 〜2.0mass %、P:0.05mass %以下、Al :0.001 〜0.1mass %およびN:0.005 〜0.02mass %を含有し、残部はFe および不可避的不純物の成分組成を有する鋼素材に、熱間圧延を施して得た、フェライト相を主相とするとともにフェライト相の平均粒径が8μm以下である組織を有し、かつ固溶Nの含有量が50ppm 以上である熱延鋼板を、650 °C以上900 °C以下の温度域に加熱した後、少なくとも当該加熱温度から650 °Cまでの温度域は平均冷却速度:5〜50 °C/s にて冷却し、引き続き鋼板表面にめっき層を形成する。
請求項(抜粋):
C:0.01 〜0.2mass %、Si :0.4mass %以下、Mn :0.2 〜2.0mass %、P:0.05mass %以下、Al :0.001 〜0.1mass %およびN:0.005 〜0.02mass %を含有し、残部はFe および不可避的不純物の成分組成を有する鋼素材に、熱間圧延を施して得た、フェライト相を主相とするとともに、フェライト相の平均粒径が8μm以下である組織を有し、かつ固溶Nの含有量が50ppm 以上である熱延鋼板を、650 °C以上900 °C以下の温度域に加熱した後、少なくとも当該加熱温度から650 °Cまでの温度域は平均冷却速度:5〜50 °C/s にて冷却する、加熱-冷却処理を施し、引き続き鋼板表面にめっき層を形成する、めっき処理を施すことを基本工程とし、さらに下記式(1)にて示されるNs1 がNs1 <0.005 の場合には、650 °C以上の温度域における上記加熱-冷却処理の時間を下記式(2)にて示されるtg1 秒以内に規制することを特徴とする歪み時効特性に優れる溶融亜鉛めっき熱延鋼板の製造方法。 記 Ns1 =[N ]-(14 /27 )[Al ] ・・・・・・・・・(1) Log (tg1 )=0.000075 ×(Tg -800 )<SP>2</SP> +tO ・・・・(2)ここで、Tg :加熱-冷却処理における加熱温度( °C)t0 =2.0 ×Pr1 +0.85但し、Pr1 =([N ]-0.005 )/[N ][N ], [Al ]はN,Al 元素の含有量(mass %)
IPC (4件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
FI (4件):
C21D 9/46 U ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
Fターム (25件):
4K037EA01 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA15 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA23 ,  4K037EA27 ,  4K037EA31 ,  4K037EB06 ,  4K037FA02 ,  4K037FA03 ,  4K037FB00 ,  4K037FC03 ,  4K037FC04 ,  4K037FD03 ,  4K037FD04 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FF02 ,  4K037FF03 ,  4K037GA05 ,  4K037GA08 ,  4K037JA06 ,  4K037JA07
引用特許:
審査官引用 (3件)

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