特許
J-GLOBAL ID:200903020964525222

内燃機関の燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-038829
公開番号(公開出願番号):特開平7-247888
出願日: 1994年03月09日
公開日(公表日): 1995年09月26日
要約:
【要約】【目的】排気ガス再循環の実行及び停止によらず、学習値を用いた噴射量の補正を常に適正に行い、特に排気再循環が行われず空燃比補正量を用いた噴射量補正が行われないときに排気ガス中の特定成分が許容値を越えるのを防止する。【構成】電子制御装置(ECU)41 は、エンジン1の運転状態が排気ガスの再循環(EGR) 実行領域内ならばEGR弁29にてEGR通路28を開放させる。ECU41は各種センサの検出値に基づき燃料噴射弁19からの噴射量を算出する。ECU41は空燃比フィードバック補正係数と、エンジン1 の運転領域毎に記憶・更新された学習値とにより噴射量を補正する。エンジン1 の運転領域がEGR実行領域から外れ、かつ補正係数を用いた噴射量補正が停止されるとき、学習値が噴射量に反映されることにより排気ガス中の特定成分が許容値を越えるのを防止するべく、その許容値に対応する学習上限値で学習値を制限する。
請求項(抜粋):
内燃機関の燃焼室に連通する吸気通路に設けられた燃料噴射弁と、前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出値に応じた燃料噴射弁からの噴射量を算出する噴射量算出手段と、前記噴射量算出手段による噴射量となるように前記燃料噴射弁を駆動制御する噴射制御手段と、前記燃焼室から排出された排気ガスの一部を前記吸気通路へ導くための排気ガス再循環通路に設けられた流量制御弁と、前記運転状態検出手段の検出値に基づき、そのときの内燃機関の運転状態が再循環実行領域内ならば、前記流量制御弁を制御して排気ガス再循環通路を開放させ、運転状態が再循環実行領域から外れると、前記流量制御弁を制御して排気ガス再循環通路を閉塞させる排気再循環制御手段と、前記内燃機関の空燃比を検出するための空燃比検出手段と、前記空燃比検出手段の検出値に応じて、前記混合気の空燃比を所定値に収束させるための空燃比補正量を算出する空燃比補正量算出手段と、前記空燃比補正量算出手段による空燃比補正量に基づき噴射量算出手段による噴射量を補正する第1の噴射量補正手段と、前記内燃機関の運転領域毎に学習値を予め記憶した学習値記憶手段と、前記空燃比検出手段による空燃比が予め定めた範囲から外れたとき、そのときの運転状態に対応する前記学習値記憶手段の運転領域の学習値を書換える学習値書換え手段と、前記内燃機関の運転状態が再循環実行領域から外れ、かつ、前記第1の噴射量補正手段による空燃比補正量を用いた噴射量の補正が停止されるときには、学習値が噴射量に反映されることにより排気ガス中の特定成分が許容値を越えるのを防止するべく、その許容値に対応する学習上限値と学習値記憶手段の学習値とを比較し、学習値が学習上限値よりも大きいとき、その学習値を学習上限値に強制的に変更する学習値変更手段と、前記運転状態検出手段によるそのときの内燃機関の運転状態に対応した前記学習値記憶手段の学習値を用いて噴射量算出手段の噴射量を補正する第2の噴射量補正手段とを備えた内燃機関の燃料噴射制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 41/02 301 ,  F02D 45/00 340 ,  F02M 25/07 550

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