特許
J-GLOBAL ID:200903020995609785

モノマー性カリキアミシン誘導体/キャリアー複合体の調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500547
公開番号(公開出願番号):特表平11-508232
出願日: 1996年05月10日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】より高い薬剤配合量/収率及び減少した凝集を伴う、モノマー性カリキアミシン誘導体/キャリアー複合体の調製方法が提供されている。これらの複合体は、非求核性の、蛋白と相容性の緩衝溶液、プロピレングリコール、エタノール、DMSO、及びそれらの組み合わせ物からなる群から選ばれる補助溶媒、並びに、少なくとも1種類のC6-C18カルボン酸を含んでなる添加剤を含んでなる、約4.0から8.5の範囲内のpHをもつ溶液中の、カリキアミシン誘導体及び蛋白質性キャリアーを、約25°Cから約37°Cの範囲の温度で、約15分間から約24時間の範囲の期間、インキュベーションさせること、並びに、モノマー性カリキアミシン誘導体/キャリアー複合体を回収すること、により調製される。代替的には、複合体は、非求核性で、蛋白と相容性の緩衝溶液及び、t-ブタノールを含んでなる補助溶媒を含んでなる溶液中のカリキアミシン誘導体及び蛋白質性キャリアーを、インキュベーションさせることにより調製することができる。
請求項(抜粋):
式 Pr(-X-S-S-W)m「式中: Prは蛋白質性キャリアーであり、 Xは、蛋白質性キャリアーと反応することができるあらゆる反応性の基の生成物を含んでなるリンカーであり、 Wは、天然に存在するメチルトリスルフィド基の除去により形成されるカリキアミシン基であり;そして mは0.5から15の数である]を有する、より高い薬剤配合量/収率及び減少された凝集を伴う、モノマー性カリキアミシン誘導体/キャリアー複合体を調製するための方法であって、(1) 約4.0から8.5の範囲内のpHをもつ、非求核性の、蛋白と相容性の緩衝溶液中のカリキアミシン誘導体及び蛋白質性キャリアーをインキュベーションさせること、ただし、前記溶液は更に、(a) プロピレングリコール、エタノール、DMSO、及びそれらの組み合わせ物からなる群から選ばれる1種類の補助溶媒、並びに(b) 少なくとも1種類のC6-C18カルボン酸を含んでなる添加剤を含んでなり、ここで、 前記インキュベーションは、約25°Cから約37°Cの範囲の温度で、約15分間から約24時間の範囲の期間で実施される;並びに(2) 段階(1)で生成された複合体を精製してモノマー性複合体を生成すること、の段階を含んでなる方法。

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