特許
J-GLOBAL ID:200903021100168343

軸連結機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-180027
公開番号(公開出願番号):特開平9-032861
出願日: 1995年07月17日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 圧力媒体が抜けても機能が失われない軸連結機構を提供する。【解決手段】 ロール軸17には対向する一対の平坦面21aを設ける。フィッティングヨーク15の嵌合孔22には平坦面21aに対向する傾斜平面23aを設ける。環状空間24にはテーパスリーブ25を移動可能に挿入する。このテーパスリーブ25には環状ピストン26を設け、高圧油によってロール軸17とフィッティングヨーク15とで楔状に嵌合させて嵌合孔22の内周面23にテーパスリーブ25を密着させる。こうして、環状空間24に起因する振動を確実に防止する。また、テーパスリーブ25とフィッティングヨーク15との摩擦面の傾斜角を摩擦角よりも小さく設定し、高圧油の供給を停止してもテーパスリーブ25が圧延ロール16側に抜けないようにする。その結果、高圧油が抜けても回転トルクの伝達機能と振動防止機能とは失われない。
請求項(抜粋):
平坦面とこの平坦面に連なる円筒状面とで形成された外周面を有する回転軸を、上記回転軸の平坦面に所定傾斜角度で対向する傾斜平面と上記回転軸の円筒状面に所定傾斜角度で対向する円錐状面とで形成された内周面を有する回転筒に挿入した状態で、上記回転軸および回転筒の何れか一方から他方に回転トルクを伝達する軸連結機構であって、上記回転軸の外周面と上記回転筒の内周面との間に形成された軸方向断面円錐状の環状空間内に軸方向に移動可能に挿入されると共に、上記回転筒の内周面に当接可能な外周面と上記回転軸の外周面に摺動する内周面とを有するテーパスリーブと、上記テーパスリーブを、圧力媒体によって上記軸方向に駆動する駆動部を備えて、上記テーパスリーブを上記回転軸と回転筒に楔状に嵌合させるようにしたことを特徴とする軸連結機構。

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