特許
J-GLOBAL ID:200903021103005712
NC工作機械の自動工具交換方法およびその装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
磯野 道造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-166111
公開番号(公開出願番号):特開平8-174365
出願日: 1995年06月30日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【目的】振込ボディの回動動作で主軸に対する工具の離脱、挿入動作を行い、工具交換時間の短縮と自動工具交換装置の可動部のコンパクト化を図ることのできる自動工具交換方法およびその装置を提供することを目的とする。【構成】マガジン側工具交換位置に待機するステップと、主軸を工具交換位置に移動位置決めするステップと、振込ボディを主軸側工具交換位置まで回動するステップと、ツインアームをγ角度旋回し主軸に装着されている工具を把持するステップと、主軸の工具アンクランプ後、ツインアームをβ角度回動しツインアームで工具を前記主軸より引き抜くステップと、ツインアームを反転させるステップと、振込ボディを-β角度回動し、次回使用工具を主軸に挿入するステップと、ツインアームを旋回軸を中心に-γ角度旋回させるステップと、振込ボディを工具マガジン側工具交換位置まで回動するステップとからなる。
請求項(抜粋):
コラムの近傍に設けられ、複数の工具を貯蔵するとともに所定の工具を選択可能な工具マガジンと、前記工具を着脱自在に装着可能な主軸と、工具交換装置基体に回転軸に枢支され、駆動手段によって前記工具マガジンとのあいだで工具交換を行う工具マガジン側工具交換位置と、前記主軸とのあいだで工具交換を行う主軸側工具交換位置と、2つの工具交換位置の間で待機する待機位置とのあいだで回動する振込ボディと、この振込ボディに旋回軸にて軸支され、両端に工具を把持する把持部を有し、180度旋回可能なツインアームとから構成されるNC工作機械の自動工具交換装置における自動工具交換方法であって、少なくとも一方の把持部を空の状態で前記工具マガジン側工具交換位置または前記待機位置に待機するステップと、前記主軸を工具交換位置に移動位置決めするステップと、前記振込ボディを前記工具マガジン側工具交換位置または前記待機位置から前記主軸側工具交換位置まで回動させるステップと、前記ツインアームを、移送状態から前記旋回軸を中心にγ角度旋回させて前記一方の把持部を前記主軸に装着されている工具を把持可能な工具把持位置に位置させ、前記主軸に工具が装着されている場合には把持するステップと、前記主軸が前記工具をアンクランプした後、前記主軸側工具交換位置と前記待機位置との間にあって、前記工具を前記把持部に把持した状態で前記ツインアームが180度旋回しても前記主軸と干渉しないツインアーム180度旋回位置まで前記振込ボディをβ角度回動し、前記主軸に工具が装着されている場合には前記振込ボディの回動動作で前記工具を前記主軸より引き抜くステップと、前記ツインアームを180度旋回させて前記一方の把持部と他方の把持部の位置を反転させるステップと、前記振込ボディを前記ツインアーム180度旋回位置から前記主軸側交換位置まで-β角度回動させ、振込ボディの回動動作により前記他方の把持部に次回使用工具が把持されている場合には前記主軸に挿入するステップと、前記主軸が前記工具をクランプした後、前記ツインアームを前記旋回軸を中心に-γ角度旋回させて前記ツインアームを移送状態に戻すステップと、前記振込ボディを前記主軸側工具交換位置より前記待機位置または前記工具マガジン側工具交換位置まで回動させるステップと、からなることを特徴とするNC工作機械の自動工具交換方法。
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